「欲は身を失う」とは?意味や使い方、例文や意味を解釈

「欲は身を失う」とは?意味と使い方

この記事では、「欲は身を失う」の意味を分かりやすく説明していきます。

「欲は身を失う」とは?意味

「欲は身を失う」は、日本のことわざで、「欲は身を亡ぼす」ということわざと同じ意味を持ちます。

その為、意味合いにおいては、欲を強く持つということは、物事の本質を理解することなく欲望に生きることにあり、いつしか、物事を自分にとって都合が良いか悪いかでしか判断することができず、その身を亡ぼすという意味です。

何故、物事の判断を損得で判断することが身を亡ぼすことに当たるかについては周囲が物事を損得で勘定する人物に対して冷たくあしらうが故、孤立するが故に身を亡ぼすと言われています。


「欲は身を失う」の概要

「欲は身を失う」という語源の元手は、播磨灘物語という歴史小説に語源があり、欲のために働くものは、欲があるからこそ働くが、いつしか本質を外れ、物事の判断ができなくなり身を亡ぼすというお話が元手です。

しかしながら、欲がなさすぎるというのも実は問題であると言われており、欲がない人物は逆に生きるということのみに着目している、もしくは生きることを放棄している者に当たるため、身を亡ぼすというよりは何もせずに生きることを意味するため、人生においては、何の得や損もないことに当たるため、問題であると言われています。

つまり、ただ生きているだけよりかは、「欲は身を失う」という事情を経験した者の方がよりよい人生の体験をしているということです。

問題は、身を滅ぼした状態から立ち上がることができるかどうかになりますが、立ち上がることができるかは別問題になります。


「欲は身を失う」の言葉の使い方や使われ方

「欲は身を失う」は、自分の欲望のままに生きている人物に対して使用する言葉で、相手の欲望のままに生きることを否定したうえで身を滅ぼしかねない生き方だと諭すために用います。

ただし、諭したからと言って、それが正しいかどうかはわからず、たとえ、身を亡ぼすような結果になろうとなるまいと、本人がそれを望んでいる場合、人の人生であるが故止める権利はありません。

「欲は身を失う」の類語や言いかえ

「欲は身を失う」の類語や言いかえは、「欲は身を亡ぼす」が同じ意味や言いかえ言葉に当たることわざです。

まとめ

「欲は身を失う」ですが、ことわざにおいては欲を持つことで客観的な判断力を失い孤立によりその身を失うとありますが、必ずしもそうではないです。

何故なら、欲を持ったうえでそれを制御し、成功を収めたものはたくさん存在しており、会社の社長などがまさに会社を大きくするという欲を持ったうえで成功したものであるため、必ずしも欲を持つことは悪いことではないのです。

では、何故、欲を持つことが悪いとされているかは、中国のことわざに、天に背くような欲を持つ者は罰せられるという物があり要は、神様に逆らうまでの欲望を持つものは神によって罰を受けるということわざから日本でも同様の考えを持ち、欲望を持ち続けることは悪いとされています。

ですが、実際、欲望がなければ人間は行動を示すことが無くなりますので欲望を持つこと自体は現代では悪いことではないと言えます。

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