この記事では、「泣き寝入り」の意味を分かりやすく説明していきます。
「泣き寝入り」とは?意味
この言葉には2つの意味があります。
ひとつは、泣いているうちに眠ってしまうことです。
泣くといっても、悲しいから、うれしすぎるから、感動したからなど、いろいろな理由があります。
この言葉は、うれしい、感動などによって泣いていることではなく、悲しい、寂しいなど好ましくない感情によって泣いていることを指します。
赤ん坊が泣いていて母親があやすものの、なかなか泣きやまないことがあります。
「いつになったら泣きやむのだろう」と母親は思うことでしょう。
長い時間が経つと、いつの間にか赤ん坊が寝ていることがあります。
このような状態を指します。
もう一つの意味は、反対の意見や納得ができず不満なところがあるけれど、あきらめてしまうことです。
難しいからあきらめる、頑張りたくないからあきらめるといったことではありません。
「泣き寝入り」の概要
ある意見に対して言いたいことがあったり、不満なことがあったりするけれど、何かを断念してしまうことがあります。
それを意味する言葉です。
容姿を指摘するのは、あまりよいことではないとされています。
「デブ」「ブス」など言われうれしい人は少ないでしょう。
こういったことを言われれば嫌な気持ちになります。
しかし、中にはこのようなことを平気で言う人がいます。
しかも、見ず知らずの人にです。
街中を歩いていて、すれ違いざまに「ブス」などいうのです。
言われた方はいきなりだったのでビックリしているし、ひどいことを言われたショックもあり、相手に言い返すことができません。
警察に訴えても証拠はないし、犯罪行為ではないため、取り合ってくれないでしょう。
「ブス」といった人に対して、言いたいことはあるし、不満が残っていますが、何もすることはできず、あきらめるしかありません。
このような状態を「泣き寝入り」といいます。
「早く結婚しなよ」「彼氏いないの」など言われることを不快に感じる人もいます。
親であれば何か言い返せるかもしれませんが、上司など職場の人には言い返すことが難しいでしょう。
何か言い返したら、さらに嫌がらせがひどくなるなど、仕事に支障がでる可能性があります。
その場合、言われて嫌なことをぐっと我慢することになります。
陰で泣いていたりすることもあります。
これも「泣き寝入り」といいます。
「泣き寝入り」の言葉の使い方や使われ方
反対の意見を言いたいけれど言えずにあきらめる、不満があるけれどあきらめるといったことに使用をします。
被害を受けた人が使うことが多いです。
「泣き寝入り」の類語や言いかえ
「仕方がない」が似たような意味を持つ言葉です。
他に方法がない、どうすることもできないといった意味です。
まとめ
嫌なことをされた、被害を受けた、けれど何もできない。
そのため、あきらめてしまうことがあります。
そのことを意味する言葉です。