この記事では、「注文」と「申込」の違いを分かりやすく説明していきます。
「注文」とは?
「注文」は「ちゅうもん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ある商品を購入する為に、種類や数量などを伝えて依頼すること」という意味で、業者に対して商品名や種類、個数などを伝えて購入依頼すること、或いはその依頼自体のことを言います。
2つ目は「自分が希望することを条件として人に依頼すること」という意味で、自分の希望や要望を伝えて人に作業してもらうことをいいます。
3つ目は「昔の日本で、荘園の代官が自分の管轄する地域の様子を報告する時の文書のこと」という意味です。
4つ円は「文書・書き付け」という意味で、昔の文書全般のことを言います。
上記に共通するのは「相手に対して内容を伝える」という意味です。
「注文」の使い方
「注文」は「ある商品を購入する為に、種類や数量などを伝えて依頼すること」「自分が希望することを条件として人に依頼すること」「昔の日本で、荘園の代官が自分の管轄する地域の様子を報告する時の文書のこと」「文書・書き付け」という意味で使われます。
名詞として動詞を伴い「注文する・した」「注文が入る・入った」と使われたり、副詞として「注文して」と使われたりします。
基本的に、日常で使われる場合、ほしい製品の名前や種類、数量、サイズなどを指定して依頼することに使われる言葉です。
「申込」とは?
「申込」は「もうしこみ」と読み、の意味は以下の通りです。
1つ目は「上の立場の人に対して、自分の意思や願いなどを伝えること」という意味で、上の立場の人に頼み込むことを言います。
2つ目は「相手に自分の意思や要求を告げ知らせること」という意味で、自分のして欲しいことを伝えて受け入れてもらおうとすることを言います。
3つ目は「購入や参加などの意思表示を伝えて契約すること」という意味で、商品やサービスを購入したり、イベントへの参加する為に、相手に連絡して契約することを言います。
上記に共通するのは「意思表示する」という意味です。
「申込」の使い方
「申込」は「上の立場の人に対して、自分の意思や願いなどを伝えること」「相手に自分の意思や要求を告げ知らせること」「購入や参加などの意思表示を伝えて契約すること」という意味で使われます。
名詞として動詞を伴い「申込する・した」と使われたり、副詞として「申込して」と使われたり、動詞として「申込む・申込んだ」と使われたりします。
基本的に、自商品やサービスの契約を成立させる為に自分から意思表示することに使われる言葉です。
「注文」と「申込」の違い
「注文」は「ほしい製品の名前や種類、数量、サイズなどを指定して依頼することに」という意味です。
「申込」は「自商品やサービスの契約を成立させる為に自分から意思表示すること」という意味です。
「注文」の例文
・『会社の制服を注文した』
・『本屋に新刊を注文する』
・『お客の注文にこたえて大盛にする』
・『顧客からの注文書を確認する』
「申込」の例文
・『彼女に結婚の申込をした』
・『コンサートチケットを申込した』
・『会社説明会に申込した』
・『第一志望の企業にインターン申込する』
まとめ
今回は「注文」と「申込」について紹介しました。
「注文」は「内容を伝えて依頼する」、「申込」は「契約の意思表示」と覚えておきましょう。