「泰然自若」とは?意味や使い方を解説

四文字熟語

「泰然自若」とは?

座右の銘を聞かれた時に、「泰然自若」という四文字熟語を口にする人がいます。

「泰然自若」「たいぜんじじゃく」と読みますが、読み方を知っても意味が良く分からない人がほとんどではないでしょうか。

とはいえ、「泰然自若」は座右の銘に選ばれるほどの言葉ですから、とても意味深い、知っておくとためになる言葉でもあります。

そこで「泰然自若」の意味や使い方を紹介します。

この四文字熟語の意味を知る事で、この言葉が好きになり、「泰然自若」を大切な言葉だと感じる人も出てくるかもしれません。

「泰然自若」の意味

「泰然自若」という四文字熟語には、「落ち着き払って物事に動じない様子」という意味があります。

「泰然」には、「悠然としていて動じない事」という意味があり、「自若」には、「落ち着きを失わず、平常心でいる事」という意味があります。

このように「泰然」「自若」には同じような意味があり、同じような意味の言葉が重なってその意味を強めています。

このように「泰然自若」という言葉は、「動じない様子」「落ち着き払っている様子」を強く表現する四文字熟語になっています。

「泰然自若」の言葉の使い方

「泰然自若」には「落ち着き払って動じない様子」という意味があります。

例えばオリンピックで金メダルを取るようなアスリートには、「泰然自若」と表現したくなるような、落ち着き払って動じない様子の人がいます。

オリンピックの決勝でも落ち着きはらっている人の様子を見ると、「泰然自若」な人とはどのような人かがわかると思います。

そこで、このような特徴を持つ人を見た時に、「泰然自若」という言葉を使ってみましょう。

また自分の目標として、落ち着き払った動じない人になりたいと思った時に、「泰然自若」を座右の銘にしてみましょう。

大きく紙に書いたり、いつも持ち歩く手帳に「泰然自若」と書いたり、誰かに「泰然自若」を目指していると伝えてみましょう。

「泰然自若」を使った例文

「泰然自若」という言葉を使った例文を紹介します。

様々な場面における、「泰然自若」を使った文章を見て、この言葉の使い方のコツを覚えましょう。

「泰然自若」の例文1

「A投手はノーアウト満塁でも『泰然自若』な振る舞いをするため、応援していて頼もしく感じる」

この例文に登場するA投手は、おそらくプロ野球チームに所属する投手で、いつでも落ち着き払っている人なのでしょう。

投手にとって、ノーアウト満塁の場面は絶体絶命と呼べるような場面のため、人によっては緊張しすぎて四球を出して自滅してしまったり、甘い球を投げて痛打されてしまうかもしれません。

一方でA投手のように「泰然自若」としていて、ピンチでも変わらずにプレーできる人は、無失点で切り抜ける可能性が高くなります。

「泰然自若」の例文2

「私の座右の銘は『泰然自若』です」

この例文のように、いつでも落ち着き払って動じない人になりたいと思い、座右の銘に「泰然自若」を選ぶ人はたくさんいます。

「泰然自若」の例文3

「Bさんは女性なのに『泰然自若』としている」

この例文に登場するBさんのように、女性でも「泰然自若」としている人はいます。

あるいは女性の方が「泰然自若」としている人は多いかもしれません。

あなたの学校や職場にも、「泰然自若」としている女性がいて、そのような女性はチームをまとめる立場になっていたり、管理職に就いているかもしれません。

重圧がかかる場面やストレスが多い場面で、いつものように振る舞える人は、男女問わず重要なポストを任されやすいはずです。

このように男女や年齢に関係なく、いつかはなりたい心の持ちようを言葉にしたのが、「泰然自若」なのではないでしょうか。

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