「流行りに疎い」について
流行りに疎い(はやりにうとい)とは、世の中の流れについていけていない、またはそういったことにあまり興味のない人に対して使われる言葉です。
「流行りに疎い」の意味とは
流行りに疎いは、「現在の世の中の流行を知らない、知ろうとしない」人に対して使われる言葉です。
例えば、今ヒットチャートに上っていて、街中でかかることが多い曲を知らなかったり、ファッション誌などで注目されているブランドに全く興味がなかったり、最近よくテレビで見るようになった芸能人が誰だか分からないという具合です。
基本的には上記のような、いわゆる通俗的の流行に興味がないという意味で使う言葉ですが、知っていると便利な新しいプリペイドシステムなどを知らないという場合にも、このように表現されることがあります。
「流行りに疎い」の言葉の使い方
流行りに疎いは、今流行っていることを全然知らないと感じた人に対して使う言葉です。
また、自分がそうだと感じた時や、その傾向があると使うこともできます。
流行りのブランドや曲、芸能人に対して無知だったとしても、それによる実害は特にないと言えますが、これからの為に知っておいた方がいい技術などに対しても興味がない状態だと、さすがに少しは最近の世の中のことに興味を示した方がいいと言えるでしょう。
「流行りに疎い」を使った例文
流行りに疎いを使った例文です。
若者ほど流行には敏感だと言えそうですが、中にはそうでもない人も居るものです。
「流行りに疎い」の例文1
「次々と新しいアイドルが出てくるが、流行りに疎いのでどれがどれだか分からない」
芸能人の中でも、特にアイドルについては戦国時代だと言われているように次から次へと新しいグループが登場しています。
テレビでよく見るようなグループであっても、流行りに疎い人には皆同じに見えてしまうかも知れません。
「流行りに疎い」の例文2
「流行りに疎い俺に新作のブランドものを見せられても困る」
流行っているものを早速買ったと自慢したくて見せた人にとっては、全く面白くない反応でしょう。
そういったものは、相手がそれについて知らないと、ただの自己満足にしかなりません。
「流行りに疎い」の例文3
「いくら流行りに疎いと言っても、スマホで改札が通過できることさえ知らないとは…」
この手の新しい技術やシステムについては、知っておいて損はないでしょう。
例文のようなスマホを使ったチャージシステムなどは、もうすっかり一般的だと言ってもいいくらいなので、いくら世間の流行が気にならないという人でも、このようなことについては知っておくべきだと言えるでしょう。
「流行りに疎い」の英語と解釈
流行りに疎いは、英語では“unfamiliar with fashion”と表現してください。
“unfamiliar”は、「精通していない」という堅い意味だけでなく、「慣れていない」、「疎い」という軽い意味でも使えます。
よって、「ファッション(流行)に疎い」と解釈できます。
尚、「ファッション」は、日本語では服装に関して使われることが多い言葉ですが、本来の意味は「流行」です。
「流行りに疎い」の類語や類義表現
流行りに疎いと似た意味で使える言葉や表現です。
多少意味が異なりますが、共に現在の流行とは無縁の状態を表します。
「時代遅れ」(じだいおくれ)
昔の流行り(や風習)を好んでいる人に対して使う言葉です。
例として、ICカードやスマホのアプリの利用が全盛の鉄道への乗降りに毎回必ず切符を買う人や、今ではまず流行らない服装ばかり好んでいるような人に対して使われます。
「時代錯誤」(じだいさくご)
主に何かの状態や設備などに対して使われます。
いかにも古い仕組みのコンピューターに対して、「時代錯誤の遺物だ」などと用いられます。
人に対して使うこともできますが、その場合には上の「時代遅れ」の方が合っています。