「特定」と「限定」の違いとは?分かりやすく解釈

「特定」と「限定」の違いとは?違い

この記事では、「特定」「限定」の違いを分かりやすく説明していきます。

似た意味を持つ2つの言葉にはどのような違いがあるでしょうか。

「特定」とは?

「特定」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「特定」「とくてい」と読みます。

「特定」には「特にそれと指定すること。

特にそれと定まっていること」
という意味があります。

ちなみに「指定(してい)」には、「人、時、所などを特にそれとさして決めること」という意味があります。

例えば、ボーイフレンドが何人かいて、それぞれ食事に行くことがあるという女性がいるかもしれません。

しかし、特に誰が特別なボーイフレンドだと順位付けしていない場合は、「特定のボーイフレンドはいないよ」と答えることになります。

また、犯人を逮捕する警察官が、「犯人を特定した」「特定」という言葉を使って表現することがあります。

この場合は、警察官が様々な証拠などを吟味した結果、その人が、間違いなく犯人だと思い、指定したという意味があります。


「限定」とは?

「限定」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「限定」「げんてい」と読みます。

「限定」には「範囲や数量などを限って、定めること」という意味があります。

例えば、買い物をしていると「限定商品」という四文字熟語を目にする機会があるかもしれません。

「限定商品」は、「ある期間、ある数量に限定した商品」という意味があり、例えば、「3月中、1000個だけ」というように、期間と数量を限り定めて販売する商品となります。

また、「限定」という言葉を使い、年齢に限って定める場合もあります。

例えばオーディションの要綱を見ると、「20代の女性限定」と書かれているかもしれません。

性別に限って定める場合もあり、レストランなどの予約をするとき、「女性限定の割引価格」となっていることがあります。


「特定」と「限定」の違い

「特定」「限定」の違いを、分かりやすく解説します。

「特定」「特にそれと指定すること。

特にそれと定まっていること」
という意味があります。

一方の「限定」「範囲や数量などを限って、定めること」という意味があります。

例えば「特定の商品」という場合は、「特別扱いした商品」という意味があり「限定商品」という場合は、「限りのある商品」という意味があります。

「ボーイフレンドを特定する」という場合は、「大勢のボーイフレンドの中から、一人を特別扱いする」という意味があります。

一方で「ボーイフレンドを限定する」という場合は、「ボーイフレンドの資格を、30代で年収500万円以上に限る」というように、年齢や年収などの数値で限るという意味になります。

このように「特定」「限定」には、大きな意味の違いがあります。

まとめ

「特定」「限定」の違いについて見てきました。

2つの言葉には、大きな意味の違いがありました。

正確な違いを知ることで、言葉を混同することが少なくなるのではないでしょうか。

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