この記事では、「甘え」と「甘やかし」の違いを分かりやすく説明していきます。
「甘え」とは?
「甘え」とは、甘えること、甘える気持ちという意味になります。
「甘える」は、複数の意味があります。
物をねだる、可愛がってもらおうとする、馴れ馴れしくする、人の好意、親切を遠慮することなく受け入れる、人をあてにして気ままに振舞うといったことはすべて「甘える」という意味になります。
例えば仕事などで「甘えがある」「それは甘えだ」などと言いますのは、誰かをあてにして責任を持たずに振舞う、努力をしないといった意味合いになるでしょう。
人間関係においての「甘え」は、何かをねだったり、してもらって当たり前といった態度をとったり、ワガママ、気ままに振舞うといったことになります。
小さな子供の「甘え」は可愛く、ある程度許されるものですが、大人の「甘え」は、プライベートはともかく、仕事においては出すことは通常ありません。
「甘やかし」とは?
「甘やかし」とは、子供などを厳しく言い聞かせることなく、ワガママな行動をとっても許していることを言います。
大人であってもその意味合いは同じです。
「学校をさぼって、旅行を許すなんて甘やかしもいい加減にしろ」「弟をずっと甘やかし、ろくでもない大人に育てたのは母の責任だ」などと、使います。
「甘え」と「甘やかし」の違い!
「甘え」と「甘やかし」の違いを、分かりやすく解説します。
この二つの言葉は同じ意味合いとも言えますが「自分のことを言う」「人のことを言う」といった違いで使い分けます。
まず「甘え」とは甘えること、甘える気持ちという意味ですので、自分が自分のことを反省して使うこともありますし、誰か他の人のことを指摘して使うこともある言葉です。
一方の「甘やかし」とは厳しくすることなく、ワガママな行動を許す、何も注意せず好きなようにさせる、優遇するといった意味ですから「人のことを言う」時に使う言葉となります。
「可愛いからと言って周りが甘やかし、結果、ワガママな性格になった」「車で送るなんて、甘やかしです」などと言います。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「甘え」と「甘やかし」、二つの言葉の意味と違いを説明しました。
それぞれの言葉の意味、使い方など理解して正しく使い分けてください。