「生命体」や「生物」の違いとは?分かりやすく解釈

「生命体」や「生物」の違い違い

この記事では、「生命体」「生物」の違いを分かりやすく説明していきます。

「生命体」とは?

いのちを持っているもののことです。

人間はいのちを持っているいきものです。

いのちがあるからこそ、食べる、動く、考えるなどをすることができます。

いのちは、いきものがいきものとして活動するために必要なものです。

このいきものがいきものとして必要なもの、つまりいのちを持っているもののことを「生命体」といいます。

いのちを持っているとされているものには、動物、植物、微生物などがあります。

細胞によって構成されており、増えることができる、刺激に対して反応する、成長をするなどの活動を行っているものを指します。

植物は動物と異なり、自分で移動することができず、動いているように見えないかもしれませんが、刺激に対して反応をしています。

たとえば、オジギソウは葉を触ると葉が閉じます。

これは、触るという刺激に対する反応です。


「生命体」の使い方

いのちを持っているものを指して使用をします。

地球に住んでいるすでに確認されている、いのちを持っているもののことだけでなく、地球外に住んでいるまだ確認されていないものについてもいうことができます。


「生物」とは?

いのちを持っているもののことです。

いきものがいきものとして活動するために必要ないのちを持っているものを指しています。

「生物」に含まれるものは、動物、植物、微生物などです。

これらは、活動するために必要ないのちを持っており、自己増殖をし、刺激に対して反応をし、成長をします。

増える、反応する、成長するなどの活動をするものを指しており、こういった活動をしないもののことはいいません。

たとえば、道に落ちているような石は自己増殖をせず、人間が触っても反応をすることはなく、成長もしていません。

このようなものについては、いわない言葉です。

「生物」の使い方

いのちを持っており、自己増殖、反応、成長などの活動をするものを指して使用します。

主に動物、植物、微生物のことです。

地球に住んでいるすでに確認されているものについていい、地球外に住んでいるものについては、あまり使用しません。

「生命体」と「生物」の違い

どちらもいのちを持っており、活動しているものを指しています。

ほぼ同じ意味なのですが、「生命体」は地球に住んでいるものも、地球外に住んでいるものも指し、「生物」は主に地球に住んでいるものだけを指している点が違います。

「生命体」の例文

・『生命体を確認した』
・『生命体を調査する』
・『未知の生命体』

「生物」の例文

・『生物の授業を受ける』
・『生物の特徴を調べる』
・『生物の住処を調べる』

まとめ

いのちを持って活動しているものを指す2つの言葉で、意味はほぼ同じですが、地球外に住む未確認のいきものも含めるのか、地球外のいきものは含めないのかという点に違いがあります。

違い
意味解説辞典