生まれ育った地域から離れて学ぶと、地元では得られなかった気付きが得られることも多いです。
そのため海外に「留学」したり「ホームステイ」する人もいますが、それらが同じことだと思っている人もいるでしょう。
この記事では、「留学」と「ホームステイ」の違いを分かりやすく説明していきます。
「留学」とは?
「留学」は住んでいる国とは別の国に行き、その国で暮らしながら学術的な知識、様々な技術や芸などを学ぶことです。
新しい知見を得るために異なる文化に触れる目的の旅行とは期間が違い、「旅行」では数ヶ月そこで暮らすことは稀ですが、「留学」は3ヶ月ほどでも短期扱いされます。
また「留学」する場合には、知りたいことを教えている現地の学校に通うことになります。
「留学」はしている間どこに住んでいるかは関係なく、外国へ勉強しに行っているなら、どんな拠点でも「留学」です。
現地人の家に居候することもあれば、学校が用意した学生寮に住むこともありますし、現地でアパートを借りることもあります。
「ホームステイ」とは?
「ホームステイ」は外国の一般家庭の家に住まわせてもらうことや、その制度を指す言葉です。
現地で生まれ育った普通の人達と一緒に暮らすことで、その国の文化を体験し、効果的な異文化交流ができます。
「ホームステイ」をする人の目的は様々です。
その国における一般人がどういう暮らしをしているかという文化を学びたい人もいれば、「留学」している間の宿泊費を抑えるためという人もいるでしょう。
また「ホームステイ」は勉強のためにするというイメージを持っている人も多いですが、実際には観光旅行のために「ホームステイ」の制度を利用する人もいます。
どのような目的にしろ、外国で現地の一般家庭に一時的に滞在させて貰うなら「ホームステイ」になります。
「留学」と「ホームステイ」の違い
「留学」と「ホームステイ」の違いを、分かりやすく解説します。
「留学」は海外へ勉強しに行くことという海外へ行く目的です。
それに対して「ホームステイ」は、一般家庭に寄宿させてもらうという海外にいる間の滞在方法をさします。
「留学」はその期間中にどんな滞在方法を選んでいても「留学」ですし、「ホームステイ」はどういった目的でその国に滞在しているのかに関わらず「ホームステイ」です。
「ホームステイ」はホテルやアパート暮らしより安く滞在し続けられる事が多いので、「留学」中は「ホームステイ」を利用する人も少なくありません。
その場合、何の目的でその国に来ているかを説明するなら「留学」、どう生活しているのかを説明するなら「ホームステイ」になります。
まとめ
実情を知らない人には、「留学」と「ホームステイ」は同じものというイメージを抱かれがちです。
実際は「留学」はしても「ホームステイ」はしない人、「留学」以外の目的で「ホームステイ」している人も少なからずいます。
特に「留学」や「ホームステイ」を考えているなら、違いは絶対に把握しておくべきでしょう。