この記事では、「番組」と「放送」の違いを分かりやすく説明していきます。
「番組」とは?
「番組」の主な意味は2つあります。
一つは、演劇や相撲などの題目・組み合わせ・順序。
また、それを記したものです。
プログラムともいいます。
もう一つの意味は、ラジオやテレビなどの、ひとつひとつの単位のことです。
ラジオやテレビなどには放送局というものがあります。
たとえば、テレビだとTBSテレビ、テレビ朝日、フジテレビジョンなどです。
各テレビ局では、ニュースを伝えることもあれば、アニメを流すこともあります。
このひとつひとつが「番組」です。
組織的なまとまりの単位となるものを指しています。
「番組」の使い方
ラジオやテレビなどの組織のまとまりを構成する、ひとつひとつを指して使用されることが多いです。
「ニュース番組」のような使い方をします。
「放送」とは?
受信者に向けて電気通信技術を用いて映像・音声・文字などの情報を送信することです。
受信者とは、電波を受け取る人のことです。
「放送」は、特定、不特定の人に電波を届けることを意味しています。
有線と無線がありますが、どちらの方法を用いても「放送」といいます。
テレビの電源を入れると、映像が映し出され、音声が流れてきます。
これは、テレビ局が送信している情報をテレビに関する装置が受け取っているためです。
映像や音声などの情報は電気信号に変えられ、送信されます。
それをアンテナが受け取り、テレビという機器に情報が現れます。
ラジオもテレビと同じような仕組みです。
ラジオ局が音声などの情報を電気信号に変えて送り、それをラジオなどの機器が受け取ることで、音声などを聞くことができます。
「放送」の使い方
テレビやラジオに関係することで使われています。
映像などの情報を送信することを意味しており、受け取る意味ではありません。
「番組」と「放送」の違い
どちらの言葉もテレビやラジオで使われています。
同じような事柄に使用されているので、意味が同じように感じますが、それぞれの言葉が指しているものは違います。
前者の言葉が意味するものは、構成の単位です。
あるテレビ局では、1日の中でニュース、スポーツ、バラエティー、アニメなどの情報を伝えていたとします。
この一つ一つが「番組」です。
後者の言葉が意味するものは、情報を送信することです。
映像・音声・文字などを電気信号に変えて、それを送信することを意味しています。
「番組」の例文
・『番組表を見る』
・『面白そうなテレビ番組がない』
・『新しい番組が4月からはじまる』
・『今日は特別番組が行われる』
「放送」の例文
・『テレビ放送に関わる仕事をしている』
・『ドラマの第10話が放送された』
・『毎週アニメの放送をかかさず見ている』
・『放送終了後に商品の問い合わせが殺到した』
まとめ
どちらの言葉もテレビやラジオに関わるものですが、それぞれの言葉の意味は異なります。