「白砂青松」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「白砂青松」とは?意味と使い方

この記事では、「白砂青松」【はくしゃせいしょう】の意味や使い方を分かりやすく説明していきます。

「白砂青松」とは?意味

「白砂青松」【はくしゃせいしょう】とは、青い空の下に白く映える砂浜が広がり、黒松が列をなして生える場所という意味があります。

日本にはこのように和の美しさを感じさせる浜があり、人々を魅了します。

このような光景が見られる場所は日本にいくつかあり、美しい海岸の風景を言い表す言葉として昔から地元や観光客の間では知られています。

穏やかな海がどこまでも広がり、辺りには鳥の鳴き声が響き渡る静かな不思議な空間を歩きながら楽しめる参道があり、松の間から見える青い海の光景を楽しむ人もいます。


「白砂青松」の概要

人が美しい海と松の風景を見たとき、思わず心がとらえられて、胸を時めかせるその感情を風情溢れる言葉にしたものが「白砂青松」と言います。

自然が作り出したものと、それを真似て人工的に造り出された「白砂青松」がありますが、どちらも白い砂に黒い松はよく映えて、太陽が当たればなお色の反比例によって人の目をとらえて離しません。

この言葉の類義語には「長汀曲浦」【ちょうていきょくほ】があり、曲がりくねる浦と長く続く水際のある海浜という意味になり、波が長い時をかけて造り出した自然の造形美を褒め称えます。


「白砂青松」の言葉の使い方や使われ方

辺りは波の穏やかな海が広がり、真っ白な砂浜がどこまでも続く場所に背の高い松が行儀よく一列に並ぶ景色を「白砂青松」と言います。

主に、潮風を肌で感じつつ、海と砂浜のある海岸の美しい絶景を目で見て楽しみ、一年中ずっと美しい景色が広がる自然や季節を情緒豊かに表せます。

この自然や季節を表す言葉には「雪月風花」があり、自然が織り成す美しい景色の素晴らしさに感動した人は俳句や詩を詠み、楽しむわけです。

「白砂青松」を使った例文

・『私は白砂青松の景色をじっくりと眺めるために岩手の駅へと降り立つ』
・『白砂青松を見ていると、20年前に付き合っていた恋人のことを思い出す』
・『あまりの絶景に惚れ込んだ私は、窓から白砂青松が見える別荘地に移り住んだ』
岩手県には「高田松原」という人気の絶景スポットである「白砂青松」があり、見る人を楽しませます。

昔は「白砂青松」はデートスポットだったこともあり、恋人同士で椅子を持参しては座りながら景色を眺め愛を語るのでした。

そんな景色が気に入った人は、いつでも部屋から松が並ぶ白い砂浜の風景を楽しめるよう別荘を買い、毎日景色を眺める人もいます。

まとめ

北海道から青森、静岡など幅広い場所に「白砂青松」の絶景が見える場所があり、紹介サイトや絶景おすすスポットの情報が見られる雑誌を参考にしてみるのもいいでしょう。

日本各地のスポットを調べて、旅館に泊まりながら「白砂青松の旅」を決行して、思い出作りをしてみるのも楽しいものです。

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意味解説辞典