「百人力」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「百人力」とは?意味と使い方

この記事では、「百人力」の意味を分かりやすく説明していきます。

「百人力」とは?意味

百人分相当の力があるということ、または非常に力強く感じることを指す言葉で、厳密に百人分の力がないと百人力という言葉が使えないわけではありません。

延長線上の言葉でさらに力強い意味である千人力という言葉もあります。


「百人力」の概要

凄く頼りになると言った意味合いの言葉であり、力は腕力だけを指すものではなく、知力や人脈などあらゆる方向の力といえます。

とは言え、腕力的な意味合いもあり、「重機を使えば百人力」というケースは腕力的な力が圧倒的に増強されたことになります。

どちらかと言うとメンバーが不足している状況、力が足りていない状況に頼もしい味方が来るというシチュエーションで使われることが多くなっています。

なお、一人で百人分相当の力という意味合いなので、数人まではこの言葉でフォローできますが、人手が足りなくて困っているところをに百人助けが来た場合は百人力とはやや意味が異なります。

基本的には人間相手に使う言葉ですが、物理的な力で役に立つ動物の馬、象などであれば意味が通るシチュエーションがあり、車、重機などの機械、コンピューターなども意味が通ります。

データやプログラムでも百人力と言えるケースもありえます。

人を集めたいケースでは可愛らしいものが百人力となりえ、犬や猫でも百人力と言えることも発生します。

百人力という言葉は響きの力強さ、有用性の高さからイメージが良く、書籍のタイトルや会社名などに使われています。

場合によっては100人力と書くものも見られますが、意図としては百人力と一緒と言えます。

なお、千人力は百人力を十倍した意味合いの言葉となっており、百人力で収まりきらない力ではこの言葉を使うことが出来ます。


「百人力」の言葉の使い方や使われ方

「パワーショベルを導入したから百人力だ」「ガソリンが得られない中、馬による輸送は百人力を得たと言ってもいい」「君が参加してくれれば百人力だ」「このプログラムが運用できれば百人力と言ってもいい」「百人力の人がたくさん集まり千人力と言ってもいい」などの使い方が挙げられ、物理的な力を指すケースが基本的には多いですが、「君が参加してくれれば百人力だ」というケースに関しては腕力だけではなく知力である可能性もあります。

「百人力」の類語や言いかえ

「頼りになる」「心強い」「強力な援軍を得た」「大きな助けを得た」などの言葉が近しい言葉ですが、数字が入っているものは少なく、百人力の延長線上にある千人力が挙げられる程度と言えます。

まとめ

百人力は物理的な力、知力などが百人相当のもので、人だけではないものを対象にできるところが特徴的です。

使うシチュエーションとしては百人力のものが来てくれてありがたいという趣旨になることが多くなっており、ポジティブな意味合いの言葉ということが出来ます。

意味と使い方
意味解説辞典