「目と鼻の先」
「目と鼻の先」とは、目と鼻の距離が近いことから「非常に距離が近い」ことを例えて言う言葉です。
それでは詳しい意味、使い方、例文などを紹介しますので理解を深めてください。
「目と鼻の先」の意味
顔の中にあるパーツ、目と鼻は非常に近いかと思います。
そこから、距離が近いことの例えを「目と鼻の先」と言うのです。
他に同じ意味で似た言葉は「目前」「目の先」などもあります。
「目と鼻の先」の言葉の使い方
「目と鼻の先」の言葉の使い方の説明をしていきましょう。
この言葉は日常会話でよく使われる言葉です。
すぐ近くにある、目的地がすぐそばにあるといった時は「ここから目と鼻の先」と言い表します。
目と鼻のようにすぐ近くに存在しているという例えなのですが、非常にわかりやすくなります。
「すぐ近く」と言われましても、人によって距離感の近い、遠いは違います。
例えば1キロ程度の移動距離を近いと感じる人もいれば、遠いと感じる人がいます。
「目と鼻の先」というのは非常に近い時にしか使いません。
ですから徒歩で数分程度ぐらいの距離に使うのがいいでしょう。
また自宅からその場所が目で見えるなども一つの目安ではないでしょうか。
「目と鼻の先」を使った例文・短文(解釈)
意味や使い方が理解できたところで、「目と鼻の先」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
「目と鼻の先」の例文1
「私の実家は目と鼻の先にある」
今自分がいる場所から、すぐ近くにあることを説明する時に使います。
ここから非常に近い、近所という意味が相手に伝わります。
どちらかと言えば、徒歩で行ける時に使われることが多いかと思いますが、車がある場合も使います。
そのような時は「ここから車で目と鼻の先」といった言い方になります。
「目と鼻の先」の例文2
「面倒くさがらなくても、学校まで目と鼻の先じゃないの」
ちょっとの距離も面倒に思って行きたがらない人がいます。
もしくは歩くのを嫌がって、すぐに車を使おうとしたりする場合もあります。
そのような時、呆れたり、注意をしたりといったニュアンスで使うこともあります。
「ここからすぐに近いのに、面倒くさがりだね」とか「こんなに近いのに面倒に思うなんてだらしないよ」といった意味合いでしょうか。
言い方の度合いによっては、相手を叱ったり、非難することにもなります。
「目と鼻の先」の例文3
「目的地はここから目と鼻の先だ」
一緒に誰かと行動している時に、目的地やゴールなどを聞かれる場合があります。
「あともう少し」と言ってもなかなか目的地にたどり着かないこともあります。
人によって距離感や時間などの感じ方が違いますので、できれば時間や距離などはっきり数字で示した方がわかりやすいのです。
しかし、あとほんの少し、ここから近いとわかっている時ならば「ここから目と鼻の先」と伝えるといいでしょう。
目と鼻の先のように非常に距離が近いという意味ですので、相手からすればわかりやすくイメージが掴みやすいのです。
「目と鼻の先」の例文4
「彼の勤めている会社は自宅から目と鼻の先にあるんだよ」
職場と自宅が近いというのは、便利なものです。
通勤時間がかかりますとその分自分の時間も減りますし体力も使います。
職場が近いことを説明する時なども自宅から「目と鼻の先」といった言葉を使うと相手に伝わりやすいでしょう。
また自分のことを説明する時だけでなく、誰かの家、目的的などを説明する時にも「目と鼻の先」という言葉を使って説明するのもわかりやすくなります。
例えば、新しい住居を探す時など、不動産屋さんの営業の人に対して職場と自宅は「目と鼻の先」ぐらいの距離がいいなどと言うと、イメージが掴みやすくなりますので便利です。