「遅ればせながら」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「遅ればせながら」

遅ればせながらという表現は「遅く駆けつけましたが」「遅れましたが」という意味で、言い訳と「申し訳ありませんでした」という謝罪の気持ちを含めた言葉です。

遅ればせながらという表現は遅れる、馳せる、ながらの3つの表現が合体した言葉になっています。

「遅ればせながら」の意味

ビジネスシーンにおいても遅ればせながらという表現は非常に便利な言葉です。

遅れてしまったということの言い訳とお詫びを伝えることにより、コミュニケーションを円滑にすることが可能になるのです。

「遅ればせながら」の言葉の使い方

遅ればせながらという表現を使うことができるのはあくまでも自分自身、自分の身内、自分側の人間が遅れてしまったことについてお詫びを述べるときです。

遅ればせながらという表現は丁寧語になっていますので、目上の人に対しても使うことが可能です。

「遅ればせながら」を使った例文・短文(解釈)

それならば、遅ればせながらという表現は一体どのような文脈で使えるのでしょうか。

ここでは遅ればせながらという表現を利用した例文を紹介します。

「遅ればせながら」の例文1

「遅ればせながらでございますが、皆様のお力添えに感謝いたします」

結婚式などでスピーチをする時、改めてお礼の言葉を述べたりお祝いの言葉を述べたりしますよね。

新郎新婦の身内であればお礼の言葉を述べますし、友達や上司であればお祝いの言葉を述べます。

しかしスピーチは結婚披露宴が始まってから行われるものですので、改めて「遅ればせながら」という表現を使い、「今更ですが、ご結婚おめでとうございます」というニュアンスを出すことができるのです。

「遅ればせながら」の例文2

「結婚式のときにはご挨拶する間もなく申し訳ありませんでした。遅ればせながら、厚く御礼申し上げます」

新郎新婦は結婚式において全ての参列者と話をしたいと思うものですが、実際はそこまで時間的余裕もなく、なかなか話ができないということもあるでしょう。

そのような場合は後から手紙等を出し、結婚式に来てもらったお礼を述べることがあります。

結婚式当日にしっかりお礼をいうことができなかった、話をすることができなかった、という場合はぜひ後からこのような配慮するようにしましょう。

結婚式当日には寂しい思いをしたかもしれない参列者の人も、これだけで満足することができる場合もあります。

「遅ればせながら」の例文3

「遅ればせながら心よりお悔やみ申し上げます」

訃報を聞いてお通夜や告別式に参列した時、遺族にこのような挨拶をすることができます。

実際にお通夜や告別式に参列したとしても、すぐに遺族と話ができるとは限りません。

場合によっては遺族が忙しく、後になって初めて話ができるということもあるでしょう。

たとえ遅くなったとしても、お悔やみ申し上げますという気持ちは伝えたいものです。

だからこそそのようなときには「遅ればせながら」という表現を使うことによってスムーズなコミュニケーションを図ることができます。

「遅ればせながら」の例文4

「遅ればせながら、注文されていた商品を取り寄せましたのでお送りいたします」

商品などを注文されている場合、それを取り寄せなければいけません。

しかしものによっては取り寄せに時間がかかるということもありますよね。

そのような場合は遅ればせながらという表現を使い、丁寧に謝罪をすることが大切です。

遅ればせながらという表現で謝罪の気持ちを表すことができますので、これを使うだけで良いでしょう。

これでより丁寧な表現をすることができます。

このような連絡をしたらすぐに商品を送ることが大切です。

もしも商品にこのような手紙を入れるのであれば手紙を入れ忘れないように気をつけましょう。

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