この記事では、スラングの「社不」の意味を分かりやすく説明していきます。
「社不」とは?意味
「社不」の読みは「しゃふ」で、「社会に上手く適合できない人を意味する社会不適合者の略」です。
この「社不」はTwitter等のSNSやネット掲示板の5ちゃんねるで使われているスラングで、本来の意味である「社会不適合者」の意味よりも軽い意味として使われている言葉です。
「社不」の概要
このスラングのもととなっている言葉の「社会不適合者」とは「協調性が著しく欠如し、社会からの要求に応えることが難しい人」を意味する言葉です。
協調性がないことで、会社の同僚を始め、社会を構成する周囲の人達と馴染めなかったり、ルールを順守したり、約束を守ると言ったことが困難で、「社会一般が求めることに応えられない人」を指す言葉です。
元々の意味ではかなり深刻な状態を意味する言葉ですが、スラングとして用いられれている「社不」は、そうした深刻な状態ではなく、もっと軽い内容を指す言葉として使われています。
例えば、会社の飲み会等に馴染めないことに対するエピソードや、友人が遅刻してきたことや、約束を忘れ去っていたこと等に対して、自虐ネタやジョークのような言い回しとして使われています。
従って、実際に「社会不適合者」のように、「社会に馴染めなかったり、協調性が欠如していること」で、色々な問題を発生させると言った深刻な状況にある人を指しているものではありません。
先に「会社の飲み会等に馴染めないことに対するエピソード」と記載しましたが、こうした飲み会が好きではないのは事実でも、それをいかに体よく断ったかと言ったことを、面白おかしく話のネタとして友人に告げると、友人達が「社不!」と突っ込むと言った形で使用されるものです。
この「社不」の反対語としては、「社会適合者」を略した「社適(しゃてき)」が使われています。
「社不」の言葉の使い方や使われ方
「社不」の言葉は、以下の例文のように使われます。
・『彼はネクタイ結べないんだって、本当に社不ですね』
・『彼女の発想や思考って、社不だと思いうけど、彼女を雇ってる会社は慈善事業かよって思う』
・『午後1時の集合に寝坊で遅れるって、お前は社不の典型ですね』
・『俺って社不だから、会社の飲み会、おじさんの通夜だと言って欠席しちゃった』
・『今日の約束忘れていた彼女って、もしかして社不じゃない』
「社不」の類語や言いかえ
「社不」の類語としては、「いい加減」や「ええ加減」や「ミスばっかり」や「手抜き」や「お気楽」 や「不適応」などが挙げられます。
まとめ
「社不」とは「社会に上手く適合できない人を意味する社会不適合者の略」です。
この「社不」はTwitter等のSNSやネット掲示板の5ちゃんねるで使われているスラングで、本来の意味である「社会不適合者」の意味よりも軽い意味として使われている言葉です。