この記事では、「簡単」と「易しい」の違いを分かりやすく説明していきます。
「簡単」とは?
「簡単」は「かんたん」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「ものごとが単純で分かりやすい様子」という意味で、大雑把で込み入っていないことを言います。
2つ目は「時間や労力がかからないこと」という意味で、手間がかからずすぐにできることを言います。
上記に共通するのは「楽にできる」という意味です。
「簡」は「余計な部分を省いてある」「手を抜いている」という意味、「単」は「複雑でない」という意味、「簡単」で「余計な部分を省いてあり、複雑でないこと」になります。
「簡単」の使い方
「簡単」は「ものごとが単純で分かりやすい様子」「時間や労力がかからないこと」という意味で使われます。
名詞・形容動詞として「簡単だ・である」と使われたり、形容詞として「簡単な」と使われたり、副詞として「簡単に」と使われたりします。
基本的に、ものごとが複雑ではなく、大雑把で手間がかからない様子に使われる言葉です。
「易しい」とは?
「易しい」は「やさしい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「分かり易くて身に付けやすい」という意味で、すぐに理解できたり習得できることを言います。
2つ目は「面倒ではなく実現や解決できる可能性が高い」という意味で、誰にでも覚えたりできたりすることを言います。
3つ目は「不用意である」という意味で、考えが浅い様子を言います。
上記に共通するのは「すぐにできる」という意味です。
「易しい」の使い方
「易しい」は「分かり易くて身に付けやすい」「面倒ではなく実現や解決できる可能性が高い」「不用意である」という意味で使われます。
形容詞として使われたり、副詞として「易しく」と使われたり、名詞として「易しさ」と使われたりします。
基本的に、ものごとが複雑ではなく、すぐに理解できたり覚えられる様子に使われる言葉です。
「簡単」と「易しい」の違い
「簡単」は「ものごとが複雑ではなく、大雑把で手間がかからない様子」という意味です。
「易しい」は「ものごとが複雑ではなく、すぐに理解できたり覚えられる様子」という意味です。
「簡単」の例文
・『彼はあらゆるものごとを簡単に考え過ぎだ』
・『もっと難しいと思ったら、意外に簡単な問題だった』
・『今から商品の概要について簡単に説明します』
・『夫から「夕食は簡単にカレーでいいよ」と言われてキレた』
「易しい」の例文
・『英会話学校に通い始めたが、初心者には易しい会話から始めてくれる』
・『難しい内容をいかに易しい言葉で説明できるかで頭の良さが分かる』
・『彼にとってはこんな作業は易しすぎてつまらないと思うだろう』
・『もっと易しい問題を出してあげないと、子供には理解できない』
まとめ
今回は「簡単」と「易しい」について紹介しました。
「簡単」は「手間がかからない」、「易しい」は「理解しやすい」覚えておきましょう。