この記事では、「絞る」と「搾る」の違いを分かりやすく説明していきます。
「絞る」とは?
「絞る(しぼる)」とは、「布などの両端を持って強くねじること」や「ねじることによって中の水分を外に出すこと」を意味している言葉です。
その意味からの連想で、「絞る」には「簡単に出ないものを努力して出す・音や光の量を小さくする・人数や範囲を小さくする・厳しく対応する」などの意味合いもあります。
例えば、「雑巾を絞る・濡れた服を絞る」や「知恵を絞る」、「テレビの音量を絞る」、「参加人数を絞る」、「生徒をきつく絞る」などの例文で使えます。
「搾る」とは?
「搾る(しぼる)」とは、「果物などを強く押しつぶすこと」や「果物・家畜の乳などを押しつぶすことによって中の水分を外に出すこと」を意味している言葉です。
「搾る」の表現には、「牛乳・果汁(ジュース)などを圧力によって押しつぶして製造する」という意味のニュアンスがあります。
例えば、「牛の乳を搾っています」や「オレンジを搾ってオレンジジュースを製造しています」といった文章で使用できます。
「絞る」と「搾る」の違い!
「絞る」と「搾る」の違いを、分かりやすく解説します。
「絞る」と「搾る」はどちらも「しぼる」と読む同音異義語ですが、「絞る」は「両端を持ってねじること・ねじって中の水分を出すこと」を意味しています。
「絞る」に対して「搾る」のほうは、「果物・家畜の乳などを押しつぶすようにすること・押しつぶして中の水分を出すこと」「押しつぶして果汁・牛乳などを製造すること」を意味している違いがあります。
また「絞る」は「搾る」よりも多義的な言葉であり、「簡単に出ないものを頑張って出す・音や光の量を小さくする・人数などの数や範囲を小さくする」といった意味があります。
まとめ
「絞る」と「搾る」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?
「絞る」とは「布などを強くねじること・ねじることによって中の水分を外に出すこと」を意味していて、「搾る」は「果物などを強く押しつぶすこと・押しつぶすことによって中の水分を外に出すこと」を意味している違いがあります。
「絞る」と「搾る」の違いを詳しく知りたい時は、この記事をチェックしてみてください。