「絶縁テープ」と「ビニールテープ」の違いとは?分かりやすく解釈

「絶縁テープ」と「ビニールテープ」の違いとは?違い

ホームセンターに行くと売り場には柔らかくてからフルなテープが並べられています。

同じよう見えるテープですがよく見ると「絶縁テープ」「ビニールテープ」特別して売られています。

ぱっと見は同じようにみえるこのふたつテープはいったいどこに違いがあるのでしょうか。

今回は、「絶縁テープ」「ビニールテープ」の違いについて解説します。

「絶縁テープ」とは?

「絶縁テープ」とは、「電気を通さない絶縁性がある素材で作られた粘着テープ」のことです。

電気の流れを遮断し通さないことを「絶縁」といいます。

「絶縁テープ」とは「絶縁のために使われる電気を通さない素材製の粘着テープ」のことで、電気工事屋修理などで活躍します。

主な素材としてはビニールやアセテート、ブチルゴムなど素材そのものに絶縁性があるものが使用されます。

「絶縁テープ」を動線部分に貼り付けることで余計な部分への電流を遮断し、漏電やショートによる不具合を未然に防ぎます。

現在店頭で販売できる「絶縁テープ」は試験を受けた上で絶縁性が認められたもののみです。

使われている素材やテープの厚みによってどの程度の電圧に耐えられるのかには違いがあります。

安全のためには目的や用途にあわせた絶縁性能が保証されている「絶縁テープ」を使用しなくてはいけません。


「絶縁テープ」の使い方

・電気工事には絶縁テープが欠かせない。

・絶縁テープを買いにホームセンターに出かける。

・絶縁テープで導線部分をしっかりと覆う。

・高電圧の箇所には優れた難燃性がある絶縁テープを使わなくてはいけない。


「ビニールテープ」とは?

「ビニールテープ」とは、「ビニール素材を用いて製造された粘着テープ」のことです。

ひとくちにビニール素材といってもいろいろな種類がありますが、一般的に使われている「ビニールテープ」の多くは塩化ビニールが使われています。

柔軟で伸びやすく巻き付けやすい「ビニールテープ」は耐久性の高さもあって様々な用途に使用されています。

長期間使用しても変質しにくいことから敗戦の固定などに広く用いられています。

ビニール素材のものは全て「ビニールテープ」に含まれます。

その種類は非常に多くさまざまな色や厚みのものが使われています。

「ビニールテープ」の使い方

・配線をビニールテープでひとまとめにする。

・一目で区別できるように色違いのビニールテープを目印に巻きつける。

・テキトな長さにビニールテープをカットする。

・子どもの工作にビニールテープを使う。

「絶縁テープ」と「ビニールテープ」の違い

「絶縁テープ」「ビニールテープ」の違いは「絶縁性能」です。

「絶縁テープ」とは電気を通さない絶縁性能を有する粘着テープの総称です。

さまざまな素材で作られていますが全て電気を通さない優れた絶縁性能を有しており、むき出しの導線に巻いて電気の流れを遮断するなど電気工事ではとても重要な役割を果たします。

「ビニールテープ」とはビニール製の粘着テープの総称です。

ビニールも優れた絶縁性を有する素材であり「絶縁テープ」にも用いられますが、一部のビニール素材には電気を通すものがあるため絶縁に使ってはいけない「ビニールテープ」もあります。

まとめ

「絶縁テープ」「ビニールテープ」を同じものだと思っている人も多いのですが、実際にはこのふたつは全くの別物です。

間違えて使用してしまうと重大な事故につながる恐れがあるので電気工事で使用するときは注意してください。

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