「縁日」と「祭り」の違いとは?分かりやすく解釈

「縁日」と「祭り」の違いとは?違い

この記事では、「縁日」「祭り」の違いを分かりやすく説明していきます。

夏祭りなどが開催されるとき、「縁日」「祭り」という言葉を耳にすることがあります。

二つの言葉には、どのような違いがあるでしょうか。

「縁日」とは?

「縁日」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「縁日」「えんにち」と呼びます。

「縁日」は、「神仏に特定の、由緒ある日」を意味します。

そのため「神仏に縁のある日」「縁日」ということになります。

この日に神社やお寺に参詣すれば、いつも以上にご利益があると信じられている、特別な日となります。

例えば、毎月5日は、「水天宮」「縁日」とされています。

また毎月28日は、「不動尊」「縁日」となっています。

神社やお寺ごとに、さまざまな「縁日」が決まっているため、「縁日」には、たくさんの参拝客が訪れることになります。

とても有名な縁日もあり、『浅草寺』の「ほおずき市」は、毎年「四万六千日(しまんろくせんにち)」に合わせて行われていて7月9日、10日の二日間に渡って開催され、大変な人手でにぎわうことになります。

たくさんの人がやってくる「縁日」では、露店が数多く出て、「祭り」のような気分になります。


「祭り」とは?

「祭り」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「祭り」「まつり」と読みます。

「祭り」は、「作物の収穫などにたいする感謝、祈りのための儀式」を意味し、また「神仏や祖先を慰霊するための儀式」を意味します。

特定の日を選び、身を清めて供物をささげ、祈願や感謝、慰霊などを行います。

「祭り」を行う場所は、祈りをささげることができる場所、催事ができる場所を選んだり、お祭りごとに縁がある考えられる場所で行われます。

そのため、祭りは神社などを出発した後で、街中を山車や神輿が練り歩いたり、その市区町村の一等地、広い道路などを使用して行われることが多くなります。

また「祭り」では、踊りや舞踏などが披露されたり、楽器の演奏などが披露されることも一般的になっています。

山車が街中を高速で走り回る「だんじり祭り」や、巨大な人形を乗せた山車が練り歩く「ねぶた祭り」、市民が踊りまくる「阿波踊り」など、地域色が強いという特徴もあります。


「縁日」と「祭り」の違い

「縁日」「祭り」の違いを、分かりやすく解説します。

「縁日」「神仏に縁のある日」を意味し、基本的にお寺、神社の境内で行われるものです。

一方で、「祭り」は、「作物の収穫などに感謝して、神仏や祖先などに祈りを捧げたり慰霊する儀式」を意味します。

このように「特定の日」を指す「縁日」「祈りの儀式」を意味する「祭り」という意味の違いがあります。

また、寺や神社の境内で行われる「縁日」と、街中で行われることが多い「祭り」というちがいもあります。

まとめ

「縁日」「祭り」の違いについて見てきました。

二つの言葉には、大きな違いがありました。

似た状況を指す言葉ですが、使い分けられるようにしましょう。

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