この記事では、「置き土産」の意味を分かりやすく説明していきます。
「置き土産」とは?意味
「置き土産」には2つの意味があります。
ひとつは、その場からいなくなるときに、贈り物として置いていくものです。
贈り物というと、もらってうれしいもののように感じられますが、置いていくものがもらってうれしいものとは限りません。
たとえば、犬のフン、ティッシュの空き箱などといったこともあります。
「これあげるよ」といって贈ることではなく、相手に知らせずに置いていくことを特にいいます。
もう一つの意味は、故人や前任者などが残していった業績です。
ある会社の社長は、自分が社長であったときに素晴らしい業績を上げました。
この人が社長の座を退くときにも、その業績の影響は残っています。
業績が次の社長への贈り物となったのです。
こういった、前の人が残していった成果のことを指しています。
「置き土産」の概要
その場からいなくなるときに、贈り物として置いていくものという意味では、さまざまなものが置いていかれます。
たとえば、ゲリラ豪雨の後です。
ゲリラ豪雨とは、予想せずに短時間に集中的に狭い範囲に降る雨のことです。
突然、雨が大量に降ってきて驚きますが、雨がやむのも突然で、やんだ後には普段通りの生活が進んでいきます。
しかし、ときに何かを残していくことがあります。
虹がみられることがあるのです。
雨が降り、空気中の水滴に光が反射をし、虹を見ることができます。
ゲリラ豪雨がなかったら見られなかったものなので、これは「置き土産」といえるでしょう。
うれしくないものが置いていかれることもあります。
自宅に友人が犬を連れて遊びにきました。
犬は部屋の中を自由に動き回っています。
そろそろ帰る時間になり、友人は犬と共に帰っていきました。
友人が帰った後に部屋を見てみると、フンが落ちていました。
犬が置いていった、うれしくない「置き土産」です。
故人や前任者が残していった業績という意味では、事業や研究などで出した成果を残していくことをいいます。
あるサッカー選手が引退することになりました。
これまでのこの選手の活躍のおかげで、チームは優勝することができました。
優勝という成績を残して引退をしていったのです。
これは、優勝を「置き土産」としています。
「置き土産」の言葉の使い方や使われ方
後に何かを残すことを指して使用します。
残すものが業績や贈り物である場合に使用することが一般的です。
「置き土産」の類語や言いかえ
「置いていった品物」「残していった業績」が似たような意味を持つ言葉です。
「置いていった品物」は、立ち去るときに残していったものを指します。
「残していった業績」とは、前任者などが残していったものです。
まとめ
業績を残していってくれれば、後のものはうれしいかもしれませんが、ときにうれしくないものが「置き土産」として残されることがあります。
「置き土産」が意味する残していくものは、さまざまあります。