「肩の荷が下りる」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「肩の荷が下りる」とは?意味と使い方

この記事は、「肩の荷が下りる」【かたのにがおりる】の意味の使い方、例文を分かりやすく説明していきます。

「肩の荷が下りる」とは?意味

「肩の荷が下りる」とは、自分に与えられた負担が軽くなることで責任から解放されたことを意味しています。

人から頼まれたことを時間内に終わらせなければならないと思うと、その責任が重く圧し掛かった人はまるで背中に重い荷物を背負わされたような感覚に包まれ、酷いストレスを感じてしまうのです。

しかし、見事時間内に難しい仕事を終わらせたことでストレスからも重圧からも解放され、肩へ圧し掛かっていた重荷を降ろしたように身軽になるそのさまを言い表す言葉になります。


「肩の荷が下りる」の概要

責任を果たして義務から解放されたとき「肩の荷が下りる」と言い、自分へ圧し掛かっていた負荷が軽くなったかを言い表す言葉になります。

この言葉の語源は、重い荷物を肩に担いでいた人がやっと目的地に到達したことでその荷を下ろし、酷い負荷から身軽になれた状況にあります。

大事な客の荷物を運ぶときは壊さないように精神を使って運ばなければならないため神経も使いますが、その重圧から解放されて責任を果たせば自由の身になれたと喜ぶ気持ちを言い表せる言葉でもあるのです。


「肩の荷が下りる」の言葉の使い方や使われ方

与えられたことを最後までやり遂げなければならないと思う重圧が酷く圧し掛かり、ストレスを受けてしまう人がしっかり仕事をやり遂げたとき安心感に包まれたさまを言い表す言葉です。

主に、人から重大な依頼を任されたときや、多くの仕事を与えられた人が期限内に終わるかと考えたとき、もし終わらなければ怒られますし、職場の足を引っ張ってしまうのではないかと強く考えるほど酷いプレッシャーに押しつぶされそうになるその状態から解放されたときに使います。

類義語には「胸のつかえが取れる」「物事から無事解放される」があるように、かなり深刻な状況から解放されたことで自分を苦しめていた状況から脱出できたさまを表すこともできます。

「肩の荷が下りる」を使った例文(使用例)

・『与えられたノルマを見事に達成した私は肩の荷が下りてホッとする』
・『娘もみな結婚して、私たち夫婦は肩の荷が下りた』
・『お金がなくてこのまま大丈夫かと思っていたが、退職金が入って肩の荷が下りる』
自分に課せられたノルマを達成しなければクビになりそうになった営業マンは、無事成果を出したことで重圧から解放されたと嬉しい気持ちになったと伝えます。

また、娘がみな結婚したので親としての役目を果たせたことに喜び、あとは自分たちの老後を考えて余生を送れば安心だという気持ちを表せます。

お金がない状態であれば長い人生をどのように生きればいいか不安になりますが、多額のお金が入ったことでその困った状況を良い方向にできることに安心します。

まとめ

いかに肩への負担が取り除かれ、精神的にも肉体的にも解放され、自由になれたかを表せる「肩の荷が下りる」の意味や詳細をご紹介しました。

かなり負担がかかるような依頼されたとき、自分のそのつらい状態から解放された喜びを表したいと思うときに使えば、いかに嬉しい気持ちになれたかを表現できる言葉となるでしょう。

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