「背徳の味」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「背徳の味」とは?新語・ネット用語

この記事では、「背徳の味」の意味を分かりやすく説明していきます。

「背徳の味」とは?意味

身体に悪そうだけど美味しそう、美味しいものと言う意味の言葉で、主に高カロリーな食品に対して使われる言葉です。

フグ毒に関しては死者が出るレベルに危険なことと美味しさに関しては伝えられていないため使われていません。

また、毒キノコに近年指定されたキノコに関しても味が素晴らしいという評価ではなかったため、「背徳の味」のカタゴリーには入らないと考えられます。

まつたけやフカヒレなどといった高級食材はカロリーにそれほど比例しているわけではないため「背徳の味」と言われることは少なくなります。

脂の多いラーメンが最もイメージしやすい料理と言えるでしょう。

また、痛風の人にとっての魚卵全般も背徳の味ということができます。


「背徳の味」の概要

「背徳の味」は砂糖が非常に多く使われていて甘く、健康のことを一切考えていないであろうスイーツ全般、健康のことを一切考えていないであろう脂を全力で入れたような豚骨ラーメンなど、健康から程遠い存在に対して使われることが多くなっていますが、生活習慣病のもととなりそうな食事に対して使われ、激辛などのタイプも体に良いとまでは言い難い部分がありますが、こちらは背徳の味とは呼ばれないことが多くなります。

魅力に感じるけれど身体に悪そうというところがポイントで、量に訴えるというよりは一つのメニューに凝縮されたものととらえることが出来るでしょう。

果物と野菜に関してはほぼ背徳の味と言われることはありません。

アルコール類に関しては度数や飲む人の体調次第で背徳の味ということはできます。


「背徳の味」の言葉の使い方や使われ方

「チャーシューしか入っていない脂マシマシのとんこつラーメンには背徳の味を感じる。

「目的もなくスイーツビュッフェで食べているとどれも背徳の味に思えてくる」
「精進料理ではいくらなんでも背徳の味とは思わないだろう」
「カルピスを原液で飲むのは気分的には背徳の味だけど味は流石に…」
などの使い方が挙げられます。

食事そのものでは中華系かスイーツが多いと言え、豆腐、納豆、干物などでは程遠い位置にあるといえるでしょう。

「背徳の味」の類語や言いかえ

「美味しいけど絶対体にわるいやつ」「味しか考えてない食べ物」「カロリーのおばけ」「通風に悪い食べ物」「健康のことは無視した料理」「カロリーの結晶」などが挙げられます。

味、健康、カロリーなどの要素が含まれれば類語にすることは可能でしょう。

まとめ

背徳の味という言葉は味の評価が極めて高い反面、健康への評価がマイナスになっている食事を指します。

栄養摂取を目的としていない食事などではより意味合いが強くなっていると言えるでしょう。

高級食材であるほど背徳の味というわけではなく、脂、砂糖の量の多さというところは背徳の味になる一つの基準となるといえます。