この記事では、「腐心」と「苦心」の違いを分かりやすく説明していきます。
「腐心」とは?
「腐心」とは、「物事を進めたり成し遂げたりするために、思い悩んで苦労すること」という意味です。
「腐」という漢字には、心を悩ますという意味があります。
解決するのが困難な問題に対し、あれこれ思い巡らせて心を傷めている場合に用いる言葉です。
「苦心」とは?
「苦心」とは、「物事を進めたり成し遂げたりするために、あれこれと考えて苦労すること」という意味です。
この場合「苦」という漢字には「辛く苦しい思いをする」という意味が込められています。
「腐心」と「苦心」の違い
「腐心」と「苦心」の違いを、分かりやすく解説します。
「腐心」も「苦心」も意味はほとんど同じで、「物事を進めるために思い悩み、苦労している」という場合に使います。
しかし「腐心」の方が、思い悩んでいる度合いが強い場合に用いることが多いようです。
単に「苦しい心」と書くよりも、苦しみすぎて「腐ってしまった心」と書いた方が、より苦しみが強調される形になります。
まとめ
「腐心」も「苦心」もほとんど同じ意味です。
「物事を成し遂げるために、思い悩んで苦労する」という場合に用いる言葉です。
しかし、より解決するのが難しく、強く思い悩んでいる場合、「苦心」よりも「腐心」を使います。