「自己愛」と「ナルシスト」の違いとは?分かりやすく解釈

「自己愛」と「ナルシスト」の違いとは?違い

この記事では、「自己愛」「ナルシスト」の違いを分かりやすく説明していきます。

「自己愛」とは?

「自己愛」は(じこあい)と読み、「自分への愛」という意味です。

例文1:「彼女は自己愛が強すぎる」
例文2:「自己愛とは誰もが持つ一般的な心理的機能である」

「自己愛」に似た言葉に「自愛」(じあい)という言葉があります。

「自愛」は自分を大切にすること。

自分の健康状態に気をつけることを意味します。

例文:「これからも暑さが続きますので、くれぐれもご自愛ください」「自己愛」「自愛」2つに何も変わりはないのに、自愛の印象にいいイメージがあるのは、「自己愛」は、「自己愛が強い」という表現があり、「ナルシスト」に近い意味で使われるからです。

また、「自己愛」「自己肯定感」(じここうていかん)とも似ています。

「自己肯定感」は自らの価値や存在意義を肯定できる感情など意味します。

例文:「幼少期に成功体験が少ないと、自己肯定感が低くなってしまいます」「自己肯定感」が高いと、他人にも優しくできるイメージがありますが、「自己愛」が強いでは、自己中心的になり、他人に自分の意見を押し付けたり、相手の意見を受け入れない印象を言葉から抱きます。


「ナルシスト」とは?

「ナルシスト」はうぬぼれ屋。

自己愛の強い人という意味です。

自己陶酔という自分の行動容姿などにうっとりして酔いしれる人を指します。

「ナルシスト」の語源は英語の「Narcissist(ナルシシスト)」です。

英語では「ナルシシスト」が正しい発音となります。

日常会話では、「ナルシスト」が一般的に、使われていますが、2つに意味の違いはありませんが公的文書では「ナルシシスト」が正しい表記となります。

例文1「私にとってSNSは、ナルシストの集まりにしか思えない」
例文2 「彼は鏡で前髪ばかり気にしている。相当なナルシストだ」


「自己愛」と「ナルシスト」の違い

「自己愛」「ナルシスト」の違いを、分かりやすく解説します。

自己愛:「自分を愛すること」
ナルシスト:「自己愛が強く、自己陶酔している人」
自己愛は、人間であれば誰でももつ当然の愛です。

自分を大切愛する心です。

それに対して、ナルシストは自分を愛するばあまり、自己中心的な考えを持つ意味があります。

「自己愛が強い」という表現は「ナルシスト」と同様の意味になります。

まとめ

今回は、「自己愛」「ナルシスト」の違いを、解説しました。

「自己愛」は、自分を愛すること、「ナルシスト」はその自己愛が強く、自己中心的な、他人のことを考えない人を言います。

他人から「ナルシスト」と言われた場合、プラスの意味は持ちません。

同じ自己愛でも、自己肯定感が高く、自分を認めることで他人も認めれるような人になれるようにしましょう。

他人に対し「ナルシスト」という言葉を使うことも要注意です。

違いに気をつけて、日常会話で嫌な思いをさせないようにしましょう。

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