この記事では、「興行収入」と「配給収入」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。
それでは「興行収入」の意味から取り上げます。
「興行収入」とは?
最初に「興行収入」の意味をご説明致します。
「興行収入」(こうぎょうしゅうにゅう)とは、公開されている映画に対して生じる収入のことです。
詳しくは、映画館に入場したお客様の数を入場料に掛けた際に、出てくる数字のことになります。
「配給収入」とは?
次に「配給収入」の意味を解説していきます。
「配給収入」(はいきゅうしゅうにゅう)の場合は、興行収入が生じた際に、映画を配給した会社の取り分を指しております。
「興行収入」と「配給収入」の違いとは?
ここでは「興行収入」と「配給収入」の違いを取り上げてみましょう。
「興行収入」の場合は、映画館に入ったお客の数と、入場料を掛けたときに生じる収入のことです。
「配給収入」の場合は前者の収入が出たあとで、映画配給会社の収入になる数字を表しております。
「興行収入」と「配給収入」の使い方の違い
この項目においては、「興行収入」と「配給収入」の使い方の違いを説明します。
「興行収入」を使う際は、映画館への入場料金とお客の数を出したときなどに使います。
「配給収入」の場合を使うときは、前者の数字から生じる映画配給会社の収入を指すときに使うものになります。
これらの言葉は、一般的に使われることはほぼ皆無です。
映画業界の用語と認識しておいてください。
それぞれの使い方を見ていきましょう。
前者の使い方
「興行収入が中々上がらない」
「映画館が衰退しているので、興行収入もさほど多くないだろう」
後者の使い方
「この映画の配給収入は、かなりの金額になりました」
「配給収入を上げるには、チョイスする役者なども慎重に選ぶ必要がある」
「興行収入」を使った例文
ここでは「興行収入」を使った例文を書いていきます。
・『今年の興行収入、第一位を記録した映画だ』
・『興行収入が年々下がっている』
・『興行収入を上げるには、宣伝にも力を入れる必要があると考えております』
・『興行収入を確保するには、腕の立つ役者をキャスティングする必要がある』
・『面白い映画ならば、興行収入は自ずと右肩上がりになります』
「配給収入」を使った例文
最後の項目においては、「配給収入」を使った例文を書きます。
・『配給収入が3億円を記録するのは、凄いことです』
・『東映の配給収入と、松竹の配給収入を比べてみようと思います』
・『配給収入によって、シリーズ化が決まることも大いにあるのです』
・『配給収入が高いと、社長はご機嫌です』
・『映画の配給収入が良かった時代は、60年代~80年代でしょう。特に70年代が良かったとききました』
まとめ
まとめとして「興行収入」とは、映画館へ入ったお客の数と、入場料を掛けたときにでる数字を指しております。
「配給収入」の方は、前者の収入から生じる、映画を配給した会社の取り分を表しているのです。
これら2つの言葉は、映画業界の用語となります。