恋をしている人は、好きな相手の夢中になってしまうために全く周りの状況が見えなくなると言われます。
そのようなことを「恋愛」という言葉で表現しますが、似たような言葉に「色恋」というものもあります。
この「色恋」「恋愛」はどのような解釈ができるのでしょうか? そこでこの記事では「色恋」と「恋愛」の違いを分かりやすく説明していきます。
「色恋」とは?
「いろこい」という読み方をする「色恋」とは「色情や恋愛」のことを言っています。
もう少し詳しく言うと「男女間の恋愛や情事」という意味合いを持つ言葉で、男女の肉体関係も含まれたニュアンスで使われているのです。
好ましい話ではありませんが、ホスト業界の用語としても「色恋」があり「色恋営業」のことを指しています。
「色恋営業」とは 「お客である女性の人と疑似的な恋愛で本当に付き合っているように振る舞う営業の仕方」のことを言っています。
「色恋営業」は疑似恋愛なのですが、肉体関係を持つケースも少なくありません。
このことからお客さんとなる女性との肉体関係を持つ営業を別名「枕営業」と呼ぶこともあります。
「恋愛」とは?
「恋愛」は「れんあい」と読みますが、「男女間の恋い慕う愛情」という意味や「特定の異性に特別の愛情を感じて恋い慕うこと」という解釈ができます。
「色恋」と「恋愛」の違い
では、ここで「色恋」と「恋愛」の違いを今一度振り返ってみることにします。
「色恋」は「男女間の情事」という意味ですが、「2人が肉体関係にあること」も含んだニュアンスのある言葉でした。
そのためにどうしてもあまり良い意味で使わる言葉としては言いがたい点があります。
一方の「恋愛」は「ある特定の人とお互いに大切に思い合う関係になること」を意味していることから、「そのような関係になりたいと望むことや、思い慕いあえるための行動」も「恋愛」と言うことができるのです。
このことから「恋愛」は「色恋」とは異なり純粋な愛の感情が含まれていることが分かります。
「色恋」の例文
「色恋」の例文は次の通りです。
・『彼女は色恋営業で成績を伸ばしてきた』
・『アイツは本当に色恋沙汰がない奴なんだ』
上記の例文を見ると、どうしても不浄的な印象を受けないでしょうか。
「恋愛」の例文
「恋愛」の例文は以下の通り。
・『今、彼女は恋愛に夢中になっていて、周りが全くみえていないね』
・『恋愛している女性ほど美しいものはない』
「恋愛」の例文を見ていると「色恋」とは異なり「純粋な想い」が伝わってきそうです。
まとめ
これまで「色恋」と「恋愛」の意味や違いを説明してきました。
「恋愛」という言葉を耳にすると、本当に微笑ましい気持ちに浸ることができるのですが、「色恋」となるとどしても不浄で良くない印象を覚えてしまいます。
普段の生活の中で「色恋」が使われることはほとんどありませんが、このような言葉が存在していることを知っておくのも勉強の1つでしょう。