「若者」と「青年」の違いとは?分かりやすく解釈

「若者」と「青年」の違い違い

この記事では、「若者」「青年」の違いを分かりやすく説明していきます。

「若者」とは?

「若者」とは、辞書では年の若い者、青年と記載されており、辞書で調べても漠然としていて、よくわからないのが実際です。

「若者」の年齢は、どの程度の人を指すのかも、一般的な定義はなく、幼い子供や小学生は何となく「若者」とは呼ばないけれど、中学生や高校生は「若者」と呼ぶ事もある気がします。

元々漠然とした言葉なのです。

しかし、厚生労働省が定めている『若年者雇用』の定義では、15歳から34歳を若年者、すなわち「若者」としています。

また 経済産業省が調査した「若者」の消費行動調査では34歳以下の世帯主を対象として行われた事があり、 内閣府が行ったひきこもりに対する「若者」の意識調査では、15歳以上39歳以下の年齢を対象にして行わマした。

役所においても、「若者」の年齢定義は定かではないのですが、15歳(高校1年生相当)以上で、30代前半を中心に指す言葉として使われています。

これは一つの年齢の目安としても良いと思われます。


「青年」とは?

「青年」とは、青春期の男女を指す言葉で、特に10代後半から20代の若い男性を指す場合に使われる事が多い、と辞書には記載されています。

また若さを強調する場合には、『青年実業家』の様に、30代の者を指す事もあると付記されています。

「青年」も、「若者」と同じ様に、年齢のしっかりとした定義はなく、漠然とした言葉ですが、15歳から35歳までか39歳までを指す言葉と思えます。

町や村の『青年団』と言う組織には、50代の人が多い組織もありますが、これは元々は20代・30代の組織であったのが、高齢化によりその年代の人が減少化し、組織を維持するために参加し続けているだけで、特殊なケースと言えます。


「若者」と「青年」の違い

前記の通り、「若者」「青年」も年齢の範囲がはっきりと定義されている訳ではありません。

しかし、15歳(高校1年生相当)から30代中半の人を指す言葉であり、同義語として使われている事が分かります。

ではそれぞれの言葉がどこから生まれたかを考えると、「若者」は単純に若い人を指す言葉として使用される様になり、一方の「青年」は人生の成熟段階を表す「幼年」「少年」「青年」「中年」「老年」の区分から来たと言う違いがあるのです。

まとめ

「若者」「青年」は同義語と言えます。

いずれの言葉においても、年齢の幅等の定まった定義はありません。

しかしいずれの言葉でも、概ね15歳(高校1年生相当)以上で35歳、場合によっては39歳程度までを指す言葉であると言えます。

この同義語は、若者」は単純に若い人を指す言葉として使用される様になり、一方の「青年」は人生の成熟段階を表す「幼年」「少年」「青年」「中年」「老年」の区分から来ています。

こうして違った生い立ちで、「若者」「青年」と言う同義語ができたのです。

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