この記事では、「苦い」と「ほろ苦い」の違いを分かりやすく説明していきます。
「苦い」とは?
「苦い」は「にがい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「舌に強い刺激があり、口から出したくなる様な嫌な味のこと」という意味で、思わず顔がゆがむほど不味い味のことを言います。
2つ目は「面白くなく不快な様子」という意味で、人の表情がまるで嫌なものを食べた様に見える様子を言います。
3つ目は「辛くて苦しく、考えたり思い出すのも嫌なこと」という意味で、想像したくいないほどつらくて苦しいことを言います。
上記に共通するのは「不快な味」という意味です。
「苦い」の使い方
「苦い」は「舌に強い刺激があり、口から出したくなる様な嫌な味のこと」「面白くなく不快な様子」「辛くて苦しく、考えたり思い出すのも嫌なこと」という意味で使われます。
形容詞として使われたり、副詞として「苦く」と使われたり、名詞として「苦さ」と使われたりします。
基本的に、顔がゆがむほど嫌な味がすることから転じて、嫌なものを食べたような表情や想像のことについて使われる言葉です。
「ほろ苦い」とは?
「ほろ苦い」は「ほろにがい」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「少し嫌な味がある」という意味で、何となく舌に残る嫌な味がすると感じる様子を言います。
2つ目は「思い出すと少し胸が痛むこと」という意味で、少しだけ嫌な味がするものを食べた様な気持ちになることを言います。
上記に共通するのは「少し嫌な味がする」という意味です。
「ほろ」の由来は2つあり、1つ目は「含ろ(ほろ)」という言葉で「ひとかたまり」という意味です。
2つ目は「ほろほろ」という言葉で「次第に」「少しずつ」という意味です。
「ほろ苦い」の使い方
「ほろ苦い」は「少し嫌な味がある」「思い出すと少し胸が痛むこと」という意味で使われます。
形容詞として使われたり、副詞として「ほろ苦く」と使われたり、名詞として「ほろ苦さ」と使われたりします。
基本的に、少しだけ嫌な味がすることから転じて、少しだけ胸が痛んだり、辛い気持ちになることに使われる言葉です。
「苦い」と「ほろ苦い」の違い
「苦い」は「顔がゆがむほど嫌な味がすること」「嫌なものを食べたような表情や想像のこと」と意味です。
「ほろ苦い」は「少しだけ嫌な味がすること」「少しだけ胸が痛んだり、辛い様な気持ちになること」という意味です。
「苦い」の例文
・『パンの焦げた部分が苦い』
・『コーヒーは苦くて飲めない』
・『彼にはこてんぱんにされた苦い思い出がある』
・『部長は報告を聞いて苦い顔になった』
「ほろ苦い」の例文
・『このジュースはほろ苦い』
・『生絞りサワーのほろ苦さが癖になる』
・『昔彼女にフラれたほろ苦い思い出がある』
・『片思いの人に告白できずほろ苦い経験をした』
まとめ
今回は「苦い」と「ほろ苦い」について紹介しました。
「苦い」は「顔がゆがむほど不味いこと・嫌なこと」、「ほろ苦い」は「少しだけ不味いこと・辛いこと」と覚えておきましょう。