「苦戦を強いられる」とは?
「苦戦を強いられる」とは、苦しい戦いになっているという意味で使います。
「強いられる」とは、強要されることで、意図せずにそのような苦しい戦いになっていることだと解釈していいでしょう。
この表現には、本来はそうなるとは思っていなかったというニュアンスが多少なりとも含まれていますが、そういった意味を全く含まずに用いる場合、「最初から苦戦を強いられると分かっていた」のように使えば問題ありません。
「苦戦を強いられる」の具体例
「苦戦を強いられる」という表現は、主にスポーツでの対戦で使われます。
「楽勝だと思っていた相手に苦戦を強いられることになった」、「思っていた通り苦戦を強いられた」などの形で見掛けることが多いです。
そして、この表現の続きとして、「苦戦を強いられることになったが、何とか勝利できた」といったように、苦戦はしたものの、勝つことができたという場合に使うことがほとんどです。
負けてしまった時にはこの表現ではなく、「善戦したものの」と使うものです。
「苦戦を強いられる」を使った例文と意味を解釈
「苦戦を強いられる」を使った例文と、その意味の解釈です。
そうなりながらも、何とか勝てたといった例文です。
「苦戦を強いられる」を使った例文1
「かなり苦戦を強いられたが、最終的に逆転で勝利することができた」
この表現の使い方の基本とも言える形で、そうなったものの、勝つことができたと言っています。
先のように、負けてしまった時には、「善戦したものの、最後で逆転されてしまった」といった形にするのが一般的です。
「苦戦を強いられる」を使った例文2
「やはり簡単にはいかず、苦戦を強いられることになりそうだ」
そうなると考えていたように、苦戦することになるだろうと使っています。
このような使い方では、まだ勝敗は分からないので、この後に負けてしまったとしてもおかしい使い方ではありません。
最終的に勝ったという場合以外にも、こういった使い方もできる言葉です。
「苦戦を強いられる」の英語と解釈
「苦戦を強いられる」は、英語では“to face hard a battle”と表現します。
「厳しい戦いに直面する」という直訳になり、苦戦を強いられている様子だと解釈することができます。
“This game will face a hard a battle.”とすると、「この試合は苦戦を強いられることになるだろう」と訳すことができ、この形は英語でよく使われています。