この記事では、「英雄」と「偉人」の違いを分かりやすく説明していきます。
「英雄」とは?
すぐれた才能、知識や実力を持ち、非凡な事をなしとげる人、才知や武勇にすぐれ、常人にできないことを成し遂げた人などを指す言葉です。
この定義であれば徳川家康や織田信長などは常人には出来ない戦争の主として戦い抜いたことも含め英雄と言って差し支えないでしょう。
また、その家族にとって戦争や事故から生還した人は英雄と言えます。
活躍した人を称える意味合いで英雄と使う場合もあり、例えば町で何か偉業を成し遂げた人を「町の英雄」と言ったり、大会で画期的な活躍をした人を「この大会の英雄」ということもあり、「パ・リーグが生んだ国民的英雄(イチロー選手のこと)」などの用例があります。
私にとって英雄という使い方も可能なため、非常に広い範囲で功績を称えることが出来ます。
ゲームでの英雄は主人公を指す場合と、主人公にかかわる形で過去の実在の英雄をモチーフにしたキャラクターが登場するケースがあります。
「偉人」とは?
歴史にのこるような、並外れて優れた人物を指す言葉で、アインシュタインやエジソンやスティーブ・ジョブズ、マイケル・ジャクソン、伊能忠敬、王貞治、松下幸之助、本田宗一郎、なども偉人の定義に入れて良いでしょう。
定義の特徴として必ずしも武勇に優れていることが必須ではないことが挙げられます。
近代では経営での成功や革命的な製品を創造した人などが偉人と言えるでしょう。
偉人を定義する観点は非常に広い部分があり、プロ野球の監督、市長、県知事あたりも偉人とみなすケースもありえます。
また、地域振興の観点から郷土出身の有名人を偉人としてまつりあげるというケースもあります。
また、スポーツ選手は現役時に偉人として扱われず、野球殿堂などの賞もある関係から歴史が経ってから偉人とされるケースがあります。
「自分にとっての偉人」とした場合は誰でもありといえる言葉にもなります。
「英雄」と「偉人」の違い
「英雄」と「偉人」の違いを、分かりやすく解説します。
英雄はすぐれた才能、知識や実力を持ち、非凡な事をなしとげる人、才知や武勇にすぐれ、常人にできないことを成し遂げた人などを指す言葉で、映画やマンガのヒーロー・ヒロインも同義の言葉になります。
街を救うなど、危機から脱出させる行為に成功して助けられた側の人は助けた人を英雄と言って良いでしょう。
社会的に立派な行為をしたという段階でも英雄と見ることが出来、「町の英雄」、「私の英雄」という言葉を使う事ができます。
一方偉人は並外れて優れた人物を指す言葉で、教科書に乗りそうな人、未来の歴史の教科書に乗りそうな人は偉人です。
英雄とは違い、武術やスポーツの成功は必須ではなく、発明や発明によっての功績などで偉人と認められます。
厳密な定義はなく、個人にとって誰が偉人かは人それぞれです。
まとめ
「英雄」と「偉人」は人には出来ないことを成し遂げた立派な人であるという共通点はあるものの、戦争や事件、スポーツの試合などから生まれるのが英雄、芸術や発明、新製品のアイデアを出す人から生まれ、引退した英雄を含むのが偉人と分けることも可能ではあります。
ただし厳密な定義ではなく、ジャンルによっては英雄と偉人で曖昧な言葉の使い方になることもあります。