「補給」と「補充」の違いとは?分かりやすく解釈

「補給」と「補充」の違い違い

この記事では、「補給」「補充」の違いを分かりやすく説明していきます。

「補給」とは?

「補給(ほきゅう)」とは、「必要性や相手からの要求に応じることで、不足した分を補うこと」を意味している言葉です。

「補給」というのは、「不足した分を補う行為全般」を意味していますが、必ずしも「満杯(満タン)の状態・元通りの状態」になるまで補うとは限りません。

例えば、「目的地に向かう途中でガソリンを補給しました」のような例文で使うことができます。


「補充」とは?

「補充(ほじゅう)」とは、「不足している分(減った分)を補って、元通りの状態にすること」を意味している言葉です。

「補充」という言葉には、「足りない分を補うこと」「補って元通りの状態(満タンの状態)に戻すこと」の意味合いが含まれています。

例えば、「ガソリンを補充して満タンにしました」などの文章で使用されます。


「補給」と「補充」の違い!

「補給」「補充」の違いを、分かりやすく解説します。

「補給」「補充」はどちらも「足りない分を補うこと」という共通の意味合いを持っていますが、「補給」という言葉は「必要性や要求に応答して不足している分を補うこと」を意味しています。

「補給」に対して「補充」という表現は、「必要な状況や相手からの要求に応えて補う」という意味合いは弱い違いがあります。

さらに「補充」には「不足している分(減ってしまった分)を補って元通りの状態に戻す」という意味のニュアンスがありますが、「補給」には「元通りの状態・満タン(満杯)の状態に戻す」というニュアンスまではないという違いを指摘できます。

例えば、「倉庫の物資を補充しました」という文章は「倉庫にあった物資の減少していた分を補って元通りの状態に戻したこと」を意味していますが、「倉庫の物資を補給しました」にすると「物資を補ってはいるが、元通りの状態(倉庫いっぱいの状態)にまで戻したかは分からない」という意味のニュアンスになる違いがあるのです。

まとめ

「補給」「補充」の違いを説明しましたが、いかがだったでしょうか?

「補給」とは「必要・要求に応じる形で不足した分を補うこと」を意味していて、「補充」「使用・消耗などで足りなくなった分を補って、元通りにすること」を意味している違いがあります。

「補給」「補充」の違いを詳しく調べたい時は、この記事をチェックしてみてください。

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