この記事では、「補食」と「捕食」の違いを分かりやすく説明していきます。
「補食」とは?
「補食」は簡単に言えば、おやつです。
朝、昼、夕の通常の食事に加え、必要な栄養やエネルギーを補うために食べることを「補食」と言います。
ただし、厳密に言うと、お菓子と言われるようなスナック菓子やチョコレートなどは「補食」に値しません。
その理由は、スナック菓子やチョコレートなどの場合、エネルギーとなるものの体にとっては必要な栄養とは言い切ることができないためです。
スナック菓子やチョコレートといったものは「補食」として値しませんが、体によいナッツや栄養を考えた手作りのお菓子などの場合は、「補食」として満たすことが可能です。
「補食」の使い方
「補食」の使い方としては、「補食室」や「補食方法」、「補食スペース」、「補食のタイミング」などをはじめ、「○○を捕食する」といった使い方が一般的な使い方となります。
「捕食」とは?
「捕食」とは、生き物がほかの生き物を捕らえ食べる行為を意味します。
人間の場合も魚などを捕らえ「捕食」していますが、直接的に想像することは難しく、一般的には野生動物が獲物を捕らえ食べる行為を意味することとなります。
生態ピラミッドには、捕まえる、食べる、といった「捕食者」と捕まる、食べられる、といった「被食者」がいます。
この生態ピラミッドが生き物が自然界で暮らすために必要なものとなります。
「捕食」の使い方
「捕食」の使い方としては、「捕食鳥」、「捕食菌」、「捕食行為」、「捕食動物」、「捕食性」、「捕食昆虫」などをはじめ、「○○を捕食する」といった使い方が一般的な使い方となります。
「補食」と「捕食」の違い
「補食」と「捕食」は、「ほしょく」とまったく同じ読み方をしますが、その意味は全く異なります。
「補食」は、栄誉やエネルギーを食事の合間に補う行為を指し、「捕食」は生き物が生きていくうえで必要な餌を確保するために行う行為を示します。
同じように食べる行為を意味する「補食」と「捕食」ですが、その内容、また、その意味などは大きく異なるものとなります。
「補食」の例文
・『子供のために体に良い補食を毎日考えています。』
・『補食の購入は工夫次第で、コンビニでも十分にそろえることが可能です。』
・『スポーツの際の補食は、タイミングが重要です。』
・『補食ばかり取り過ぎると栄養過多になることもあるため注意が必要です。』
「捕食」の例文
・『テレビで見る野生動物の捕食シーンは迫力があります。』
・『自然界には、捕食される動物と捕食する動物がいます。』
・『虫を捕食する植物があると聞いて驚きました。』
・『鳥がネズミを捕食していた。』
まとめ
同じ読み方でも、まったく意味が異なる「補食」と「捕食」。
同じ食べる行為に違いはありませんが、その過程に大きな違いがあるため、必ず使用する際は漢字の違いに注意し使い分けることが大切です。