「複数」と「多数」の違いとは?分かりやすく解釈

「複数」と「多数」の違い違い

この記事では、「複数」「多数」の違いを分かりやすく説明していきます。

「複数」とは?

数が2つ以上であることです。

2つ以上のことであり、その上限は定義されていません。

しかし、100や200のことはいわないことが一般的です。

サッカーや野球などのスポーツで優秀な選手は、いくつかのチームからオファーがくることがあります。

このことを「複数からオファーがくる」と表現できます。

このとき、オファーをしているのは2から3つ、あるいか5から6つくらいです。

10や20からオファーがきているのではありません。

このことから「複数」は10や20ではないことがわかります。

何か物を購入するときのことで考えてみます。

「複数種類購入する」といったとき、多くても6個くらいのことを指しています。

10個以上購入するときは「たくさん購入する」などと表現することでしょう。

このことからも、10個以上のことを指して「複数」とはあまりいわないことがわかります。


「複数」の使い方

数が2つ以上のことです。

1つを指しては使用しません。

2つを指して使用することはできます。

100や200のことはいいません。

100は2つ以上ですが、数が大きなことには使わない言葉です。


「多数」とは?

数がたくさんなことです。

たくさんとはどれくらいの数なのか定義はありませんが、2つや3つのことを「多数」とはいわないことが一般的です。

「多数の反響があった」などの使い方をします。

この場合、反響の数がたくさんであることを意味しています。

このたくさんとは、2個や3個のことではなく、数えるのが少し大変なくらいの数を指しています。

10個以上と考えてよいでしょう。

また、「多数」には大部分という意味もあります。

ほとんどの部分のことです。

たとえば会議などに出席している人数でいうと、半分よりも多いことを指しています。

「多数」の使い方

たくさんの数という意味で使用をします。

たくさんとはどれくらいなのか定義はありませんが、簡単に数えられるほどのものを指しているのではありません。

1つや2つについてはいいません。

「複数」と「多数」の違い

どちらも数についての言葉です。

違いは数の大きさです。

2つの言葉を比べて数が大きいのは、後者の言葉です。

大部分という意味を持っており、多い数のことを指しています。

「いくつか」ということを表したいときには前者のことば、たくさんということを表したいときには後者の言葉が使われることが多いです。

「複数」の例文

・『複数の写真を見比べる』

・『複数の製品を使用してみた』

・『複数の専門家が提唱している』

・『複数の言語を話すことができる』

「多数」の例文

・『多数の意見がよせられた』

・『多数のコメントをもらった』

・『お気に入りの本が多数ある』

・『多数の生徒が参加しました』

まとめ

2つの言葉は数に関係しています。

違いは数の大きさです。

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