「規模」と「範囲」の違いとは?分かりやすく解釈

「規模」と「範囲」の違い違い

この記事では、「規模」「範囲」の違いや使い方を分かりやすく説明していきます。

「規模」とは?

最初に「規模」(きぼ)の意味をご説明致します。

「規模」とは、対象になる物や事柄の作りを示し、尚且つ大きさを表しております。


「範囲」とは?

次は「範囲」(はんい)の意味を解説します。

「範囲」の場合は、一定の基準がある広さを指しています。

また、限定された区域なども表しているのです。


「規模」と「範囲」の違い

ここでは「規模」「範囲」の違いを解説していきます。

「規模」は、基準とされる物事があり、そのものの作りや、大きさです。

一方の「範囲」の方は、定められている広さを表しながら、場合によってはブロック単位の区域を指すときなどに使われます。

「規模」と「範囲」の使い方の違い

この項目において「規模」「範囲」の使い方の違いを説明します。

「規模」を使うときは、対象となる内容の作りや、大きさを表すときに使ってみましょう。

例としては、「敵は大規模な爆撃を計画しているようだ」「規模が大きい企画なので、予算も相当必要になってきます」などになります。

「範囲」を利用する際は、限られている広さを示したり、区域なども対象になります。

例は、「津波で被害を受けた範囲は相当広いらしい」「範囲を明確にしてもらえば、動きようがある」です。

「規模」と「範囲」の英語表記の違い

それでは「規模」「範囲」の英語表記の違いを取り上げます。

「規模」を英語にすると、「scale」になります。

「範囲」の方は、「range」です。

前者の例、「The scale of the concert is large」(コンサートの規模は大きい)
後者の例として、「The range of cooperation is limited」(協力できる範囲は限られる)

「規模」を使った例文

ここでは「規模」を使った例文を書いていきます。

・『コロナでも小規模のイベントは計画されているようです』
・『コンサートの規模の方も、年々大きくなっている』
・『あまりにも大規模な計画のため、上層部は反対らしい』
・『会社規模で制服のデザインを変えるとのことでした』
・『肝心の規模が分からないのは、非常に辛いものがある』

「範囲」を使った例文

最後に「範囲」を使った例文を書きます。

・『出前する範囲を広げると言っていた』
・『範囲を狭めることは、利益を失うことにもつながりかねないのだ』
・『自分のできる範囲で勉強していこうと思う』
・『あの範囲の区域は、ガスが止まっているので、早急に修繕の必要がある』
・『味方がいる海域の範囲で、訓練することが決まりました』

まとめ

まとめは、「規模」の場合、対象になる物などの形や大きさを意味しており、それらを表すときなどに使います。

そして、「範囲」とは、限りなどが定められている広がりを示しており、場合によって区域も意味し、これらを示す必要があるときに使っていくのです。

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