「触発」と「感化」の違いとは?分かりやすく解釈

「触発」と「感化」の違い違い

この記事では、「触発」「感化」の違いを分かりやすく説明していきます。

「触発」とは?

「触発」には、2つの意味があります。

1つめは、ものに触れて、爆発、発射、発動などさせることです。

「触」はふれるという意味がある漢字で、「発」は矢や弾丸をはなつ、生じるという意味がある漢字です。

漢字からもわかるように、「触発」は触れて、はなつ・生じるという意味があります。

もう一つの意味は、何らかの刺激を与えて、行動の意欲を起こさせることです。

「太郎君が頑張っている姿に触発されて、自分も頑張ろうと思った」といった例です。


「感化」とは?

「感化」には、相手に影響を与えて変化させることという意味があります。

影響の与え方にもさまざまありますが、「感化」は考え方や人生に対する態度などに共感させる影響の与え方です。

考え方などに「感化」させることで、自然と相手を変えていきます。

よい意味でも悪い意味でも使われる言葉です。


「触発」と「感化」の違い

「触発」には、ものに触れて爆破や発射すること、または何らかの刺激を与えて行動の意欲を起こさせることという意味があります。

後者の意味の場合、意欲を起こさせるだけで、その後にその人が変わるのかまでは言及していません。

「感化」は考え方や人生への態度に共感させて、相手を変えることです。

「触発」と違い、「変える」という意味が含まれています。

まとめ

「触発」「感化」は、他のものに何らかの影響を与えていますが、意欲を起こさせるのか、考え方などを変えるのかと言った点で意味が違います。

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