この記事では、「認知」と「認識」の違いを分かりやすく説明していきます。
「認知」とは?
「認知」の意味と使い方について紹介します。
「認知」の意味
「認知」は「にんち」と読みます。
意味は「ある事柄をはっきりと認めること」「婚姻関係がなく生まれた子供に対して、自分の子であると認めること」「心理学で脳の知的活動を総称する言葉」になります。
「認知」の使い方
「認知」は、あるものごとに付いて、そうであるとはっきり認めることを言います。
今まで知らなかったことや、ぼんやりとしか感じていなかったことに対して、現実として受け入れて認める時に使います。
個人として認めることもあれば、広く世間の人達が認めることもあります。
また、「子供を認知する」と言う場合、婚姻関係にない相手との子供を、自分の子供であると認めて、法律的な関係を作ることも表します。
「認識」とは?
「認識」の意味と使い方について紹介します。
「認識」の意味
「認識」は「にんしき」と読みます。
意味は「あるものごとを知り、その本質を理解すること」「哲学用語で、意識下においてものごとを認めて記憶に留めること」になります。
「認識」の使い方
「認識」は、ものごとを知り、本質を理解することを言います。
どのような物であるかを知った、理解することで、そのものごとに対して正しく判断ができる様になります。
対象物により興味を持ち、よく知ろうとすることを「認識を深める」と言います。
「認識」は人だけではなくコンピュータにも使われます。
「メールで送ったファイルが認識できなかった」は、パソコンがファイルを開けなかったことを表します。
「認知」と「認識」の違い!
「認知」は「ものごとをそうであるとはっきりと認めること」です。
「認識」は「ものごとの本質を理解して判断すること」です。
まとめ
今回は「認知」と「認識」の違いをお伝えしました。
「認知は認める」、「認識は理解する」と覚えておきましょう。