「講座」と「講義」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「講座」と「講義」の違い違い

この記事では、「講座」「講義」の違いを分かりやすく説明していきます。

「講座」とは?

「講座」の主な意味は3つあります。

1つめは、大学や大学院などに置かれる、研究や教育のための組織です。

これは、教授、准教授、助手、講師などによって構成されています。

それぞれの分野ごとに「講座」が置かれ、教員などを配置します。

2つめは、大学で行われる講義をまねた形式で行われる講習会や放送番組です。

テレビ番組で「英会話講座」などが放送されています。

これは、大学で行われる教師が生徒に教える形の授業をまねたもので、テレビに講師が出演し、生徒に教える形で展開されていきます。

大学の講義をまねていますが、大学生以外の人が受けることができます。

教室を設けて、そこで講師が直接生徒に教えるものもあります。

3つめの意味は、大学の講義をまねた形式で編集した出版物です。


「講座」の使い方

いくつかの意味がありますが、教師が生徒に教える形の講習会や放送番組を指して使われることが多いです。

テレビやラジオで放送されたり、教室を設けて行われたりしています。


「講義」とは?

「講義」には2つの意味があります。

一つは、学問の方法や成果、研究の対象などをわかりやすく説明することです。

学問や研究についてを指しており、技術的なことはいいません。

もう一つの意味は、大学で行われる授業です。

大学の授業には、教室で座って行うものと屋外で調査をするものとがありますが、この言葉は教室で座って行うものを指しています。

一般的には、講師一人が複数人の生徒に向かって学問などの説明をします。

大学の授業には、心理学、国文学、歴史、英語などさまざまありますが、授業内容の意味はこの言葉には含まれていません。

「講義」の使い方

学問や研究対象などを説明するという意味で使用をします。

小・中・高校の授業についてはいいません。

「講座」と「講義」の違い

「講座」は大学の授業形式に似た形で行われるものです。

講師が生徒に教えるという形は似ていますが、大学で行われているものではなく、この点が「講義」とは違います。

「講義」は直接講師が生徒に教えるものですが、「講座」はラジオやテレビを通じて行われることがあり、この場合は講師と生徒が対面することはありません。

また、「講義」形式で編集をした出版物を指して「講座」ともいい、これも講師と生徒が対面をしません。

「講座」の例文

・『講座を選ぶ』

・『パソコンを使って講座を受ける』

・『ハーブの講座』

・『講座の参加費用を確認する』

「講義」の例文

・『講義に出席する』

・『教授が講義の準備をする』

・『講義に遅れてしまった』

・『講義の内容をノートに書きとる』

まとめ

大学では講師が生徒に学問などを教えています。

これが「講義」です。

この形式をまねて、テレビやラジオで放送をしたり、教室で教えたりされています。

これが「講座」です。

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