かの有名な経済学の父であるアダム・スミスも述べていますが、この世の全ては誰かの労働で出来ています。
労働をすることで誰かのニーズに答えたり、新しい労働やビジネスを生み出します。
この源泉になるのが学問であり、過去の先人たちの失敗や成功を体系化して再現性を高めています。
このおかげで我々は効率的に自分の向かう目的に対して知識の吸収に取り組むことができます。
そんな知識の吸収をする行為の中で様々な言葉がそんざいします。
その中でも似た言葉の代表例が『講義』と『講習』ではないでしょうか。
よく混同されて使われるのですが、実査は意味が違います。
この記事では「講義」と「講習」の違いを分かりやすく説明していきます。
「講義」とは
この単語の意味は『学問や研究などの手法や成果、対象などについてその内容や性質などを説明すること』を指し示す言葉です。
一般的に我々がイメージしやすいのは大学の『講義』ではないでしょうか。
高校までは『講義』とはあまり言わず、『クラス』や『授業』と呼ぶことも多いですが、正確にはこれらも『講義』の一つです。
実際に小学校から高校までの先生や予備校などで授業を受け持つ先生も『講師』という『講義をする人』と呼ぶことができます。
似た言葉に『講座』という言葉がありますが、これは落とし穴で厳密には『研究や教育の為の組織』のことを表します。
「講習」とは
一方『講習』はどうでしょうか。
これは『どこかに集まって、学問や技や芸などの技能や知識を学習すること』です。
ポイントは『学習』する点にあります。
会社のエンジニアや技術者などが集まって学習を行う『技能講習会』や何かの認定資格やテストに向けて学習をする『認定試験対策講習会』などに参加されたことのある方は多いのではないでしょうか。
この様に考えると『講習会』と『勉強会』は似た様に聞こえるかもしれませんが、『勉強会』は教える人間がいないというのが大きな違いになりますので、是非覚えておきたい部分です。
「講義」と「講習」の違い
この二つは『学問や研究などを説明すること』か『学問や芸や技術などを学習すること』かで分けることが出来ます。
『講義』については『講義をする』と『講義を受ける』は一般的ですが、『講習を受ける』とはよく聞いても『講習をする』とはあまり聞いたことはないのではないでしょうか。
また、日本語は本当に便利で、この2つを一括りにしてしまった言葉も存在します。
それは『授業』です。
念の為、覚えておくととても便利です。
まとめ
如何でしたでしょうか。
何かの学問や研究、技術や芸事などの知識を得るという行為にも様々な言葉があることがお分かりいただけたのではないでしょうか。
これ以外にも、『セミナー』や『クラス』、『教習』など何かの知識を得ることに関係する言葉がまだまだ存在しています。
是非調べて頂き、違いについて理解されることをお勧めいたします。