「辛気臭い」とは?意味や使い方を解説

意味と使い方

「辛気臭い」

「しんきくさい」という読み方をする「辛気臭い」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?たまにこの言葉を耳にした時に、「ふん、ふん」とうなづいている自分がいても、この言葉の意味を全く理解しないままに、そのまま適当に流していないでしょうか?

「辛気臭い」の意味

「辛気臭い」とは、「思うにまかせず、じれったい」という意味のある言葉です。

「辛気臭い話」となると「何となく気がめいるような暗い話」ということを言っていますし、「辛気臭い人」と言えば、「気がめいるような暗い格好や態度や性格の人」のことを指しています。

「辛気臭い」の言葉の使い方

「辛気臭い」は、「暗く気が落ち込むような雰囲気のこと」を意味していますので、決していい意味で使われることはありません。

したがって冒頭でも話したように意味を理解しないままにうなづいていると、後から対象となっている人の性格が暗いことを認めてしまっているように誤解されてしまうこともあるので、簡単に首を縦に振ることも気を付けなくてはならない場合があります。

何事にも言葉の使い方には、注意が必要です。

「辛気臭い」を使った例文・短文(解釈)

では、ここで「辛気臭い」を使った例文を見ていくことにしましょう。

「辛気臭い」の例文1

「彼は、スポーツ好きの活発な男の子だったのでとても格好良く見えるのですが、お茶している時は辛気臭くて面白くないの」

スポーツ万能でイケメンとなれば、多くの女性から注目されても不思議ではありません。

そんな人を彼氏にすると、すごく自慢したくなるのですが、いざ付き合ってみると、スポーツ以外は全くダメで、カフェでお茶している時は、会話が全く弾まず、「辛気臭い」という人になっているかもしれません。

「辛気臭い」の例文2

「あいつはいつも不満があって、文句ばかり言う辛気臭い奴なんだ」

こんな風に言われる「辛気臭い顔」をした人が、楽しい話をしたり、人を褒めるようなことは、まずありえないでしょう。

でも、どうしてもいつも辛気臭い顔をしているのでしょうか?それには理由があのですが、常に何かしらの不満を持っているので、どうしても辛気臭い顔になってしまうのです。

当然、口から出てくる言葉は、悪口や文句、不満ばかりだと思います。

そんなことばかりい言っていると、ますます「辛気臭い顔つき」になってしまうことは言うまでもありません。

日頃からの言動に注意することが大切です。

「辛気臭い」の例文3

「彼は常にイライラしている辛気臭い人です」

いつも何事に対してもイライラしている人は、自然と「辛気臭い顔」になってしまいます。

イライラしているということは、自分自身ストレスになっているので、それが顔に出てしまっているわけです。

多くの人がイラつくようなことだと仕方がないとい理解できますが、ちょっとしたことですぐにイラついたり、何でもないことでもイライラしてしまうのは、本人の性格や考え方に問題があるはずです。

「辛気臭い顔」の人に出会ったなら、イラつかせないように注意したり、関わり合いにならないようにした方がいいと思います。

見ているだけで、こちらも嫌な気持ちになっていきます。

「辛気臭い」の例文4

「唇がねじ曲がっている人は、辛気臭い感じがします」

パッと見た目で「辛気臭いな」 感じる人の特徴に口元がおかしくなっていることが挙げられます。

口元が少し上がり気味の人は、笑顔で柔和なイメージを受けるのですが、口元が下がっていたり、唇がねじ曲って見える人は、不機嫌だったり、怒っているように見えたりします。

こんなふうに口元の仕草でも、「辛気臭い」マイナスイメージを相手に与えてしまうので注意が必要です。

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