「追試」と「再試」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「追試」と「再試」の違いとは?違い

この記事では、「追試」「再試」の違いを分かりやすく説明していきます。

「追試」とは?

「追試」には2つの意味があります。

一つは、追試験の略です。

追試験とは、定期試験を受けられなかったものや不合格になったものに対して、後から行う試験のことです。

個人的な理由によって後から受ける試験をいいます。

試験を実施する側の都合によって受けられなかった、という意味ではありません。

たとえば、センター試験の場合だと、インフルエンザなどン感染症にかかってしまった、会場に向かう途中で思わぬ事故にあってしまった、身内の不幸があったなどの者が、この試験の対象者とされます。

もう一つの意味は、他人が行った実験を後から同じようにやってみることです。

科学の実験は再現性が求められます。

同じように実験をやってみて、同じような結果が出るのか、そうでないのかなどが確かめられます。

このとき、まったく同じ方法で実験を行います。


「追試」の使い方

学問や資格などの試験や、他人が行った試験を、あとから行うことを指して使用します。


「再試」とは?

再試験のことです。

再試験とは、災害や実施上の事故などによって、試験を実施できなかった場合や完了しなかった場合に、再び行われる試験のことです。

個人的な理由によるものではありません。

たとえば、試験を実施しているときに大地震が発生したとします。

大きな揺れが起こっている中、試験などやっている場合ではありません。

このようなときには、試験が中止されます。

そうすると、問題は途中でやめることになります。

試験に参加しているどの人も、等しく回答を中断しなければなりません。

これでは、試験によって学力をはかるなどの目的を達成できません。

そのため、もう一度試験が実施されます。

そのもう一度行われる試験のことを指しています。

また、もう一度実験などの試験を行うという意味もあります。

「再試」の使い方

災害や試験実施上の事故などによって、試験を行えなかった、または完了しなかった場合に実施される試験を指して使用する言葉です。

「追試」と「再試」の違い

どちらも試験に関係する言葉です。

前者の言葉は、個人的な理由によって試験を受けられなかった者に対して行われるものを指しています。

また、他人が行った実験を同じように試してみるという意味もあります。

後者の言葉は、個人的な理由ではなく、災害や事故などによって試験を実施できない場合や完了しなかった場合に行われるものを指しています。

「追試」の例文

・『追試の案内があった』
・『2月中旬ごろに追試があります』
・『テストの追試にならないように勉強を頑張る』
・『追試の予定はありません』

「再試」の例文

・『再試が行われます』
・『再試を受ける必要はありません』
・『シートを変えて再試をして見る』
・『再試を受けるために出かける』

まとめ

どちらの言葉も試験を指しているのですが、どういった理由によって行われる試験なのかという点に違いがあります。

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