「逸る」と「焦る」の違いとは?分かりやすく解釈

「逸る」と「焦る」の違い違い

この記事では、「逸る」「焦る」の違いを分かりやすく説明していきます。

「逸る」とは?

「逸る」は、今か今かと待望する気持ちが前に出すぎで周囲に対して気持ちが前に出すぎて空回りをしている様です。

つまり、「逸る」は良い意味ではウキウキわくわくした気持ちを抑えきれないことを示しますが、悪い意味においては周囲の方々の様子を全く理解せず、自分だけが浮かれている様子を指します。


「焦る」とは?

「焦る」は、何とかしなければならないという巻き返しの感情で言ってしまえば純粋なイラ立つ行為や思い通りにいかないさまを示します。

その為、「焦る」とは、対象となるものが思い通りにいかないことについてイラ立っている行為を「焦る」と呼びます。


「逸る」と「焦る」の違い

「逸る」「焦る」の違いは、対象となるものが浮かれているか、イラ立っているかという違いです。

実は、「逸る」は完全に対象となるものが待ちきれない状態であるが故浮かれている状態にあり、「焦る」との違いはイライラしていることが無い点です。

その上で、物事がうまくいかないという悪循環にもないのが「逸る」です。

「逸る」の例文

・『新作ゲームの発売に逸る気持ちを抑えることができない』
この例は、新作のゲームの発売が待ちきれずに浮かれている様子を指します。

「逸る」は浮かれていることを指しますのでこの型は新作のゲームについてかなり楽しみに待っていて新作の発売に浮かれています。

「焦る」の例文

・『新作のゲームの発売日まであとわずかなのに、お金がないが故に焦る』
この例は、新作のゲームを購入したいがお金が無いために思い通りにいかないことを嘆いている例です。

恐らく対象者は、新作のゲームの発売日を忘れていてお金を使い果たしてしまったか何らかの要因でお金をすべて使い果たし、ゲームを新規に購入するだけの余裕がなくなってしまったといえます。

ただ、焦りは、解消可能な場合も多く、この場合、収入を得るために日雇いのバイトなどをこなせば収入を得ることが可能なので晴れてゲームを購入可能な状況を作り出すことは可能です。

まとめ

「逸る」「焦る」の違いは、対象となるものが浮かれているか、思い通りにならずにイラ立っているかにあります。

「逸る」という気持ちは前向きな気持ちなようで実はそうでもなく、単に浮かれているだけですので、実際にその行為が始まると途端に消失する可能性もあります。

例えば、発売日が待ちきれないゲームをプレイした途端、急にゲームがつまらなくなると途端に「逸る」気持ちは失われます。

逆に「焦る」も問題を解決すればイラ立ったり思い通りにならないことを嘆くことはなくなるのです。

これも、例えば、発売日にゲームを購入したいが発売日まであと5日しかない、でもお金が無いという場合においては日雇いのアルバイトをすれば問題が解決しますので、問題を解決できれば、「焦る」は解決できます。

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