「運気」と「運勢」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「運気」と「運勢」の違いとは?違い

この記事では、「運気」「運勢」の違いを分かりやすく説明していきます。

「運気」とは?

天地や人体を貫いて存在するとされる五運と六気のことです。

「運」とは、人にあらわれる幸・不幸の働きのことです。

人間の意志や力を超えたものだとされています。

「気」とは、天地に通じる自然現象のことです。

「山の気」などの気をいいます。

つまり、「運気」とは、天地にあらわれる人間の幸・不幸を支配するものという意味になります。


「運気」の使い方

「運気が上昇」「運気を運ぶ」などの使い方がされます。

「運気が上昇」という場合、幸運がめぐり合わせる力が高まるといった意味になります。

何かをすることで、あるいは何かを持つことで「運気」が上がるなどといわれることが多くあります。

「今日の運気」といった使い方はあまりしません。

テレビや新聞などで占いが紹介されますが、こういったときにはあまり使われない言葉です。


「運勢」とは?

人間い働く幸・不幸の巡り合わせのことです。

人間の力を超えたものによる働きだとされています。

今日はいいことばかりあった、今日は何となくよくなかったなど、感じることがあるでしょう。

たとえば、出かける直前になって雨が止んだ、欲しかった物が安く売っていた、友達におごってもらったなどは、うれしい出来事です。

こういったことが続くと「運がよい」と感じられます。

「運勢」はある一定期間の運を指して使用することが多いです。

先のようなよい出来事が重なる場合、「今日の運勢はよい」といえるでしょう。

この場合、1日という一定期間の運を指しているので「運勢」といいます。

「運勢」の使い方

人間に対してだけ使う言葉です。

今日の占いなどでよくこの言葉が使われています。

ある一定期間の運の傾向を指して使うことが多いです。

たとえば、今日1日のこと、1週間のこと、今月のことなどです。

テレビでは今日1日のこと、雑誌では1か月のことを紹介することが多くあります。

「運気」と「運勢」の違い

どちらの言葉も、人間の力を超えて作用する幸・不幸の巡り合わせという意味があります。

違いは使われ方です。

「運気」は傾向を指して使用されることが多いです。

また、これを持っていると「運気」がよくなる、この行動をすると「運気」がよくなるといった使い方もされます。

「運勢」は一定の期間の運を指して使用することが多いです。

テレビや雑誌などの占いでこの言葉がよく使用されています。

「運気」の例文

・『ピアスをすると運気が上昇します』
・『掃除をして運気上昇を目指しましょう』
・『運気が上がるといわれるお守りを常に持ち歩く』
・『運気を高める方法を伝授する』

「運勢」の例文

・『運勢をみてください』
・『今月の運勢を紹介します』
・『2020年の○○さんの運勢』
・『あなたの運勢を教えます』

まとめ

似たような意味を持つ言葉ですが、使い方に違いがあります。

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