この記事では、「遠距離」と「長距離」の違いを分かりやすく説明していきます。
「遠距離」とは?
距離の遠いことです。
距離とは、ある地点からある地点までの隔たりのことです。
自宅から会社までは離れています。
この離れている間のことを距離といいます。
遠いとは、隔たりが大きいことです。
つまり、「遠距離」とは、ある地点とある地点との隔たりが大きいという意味になります。
隔たりが大きいとは、具体的にどのくらいの距離なのか明確な定義はありません。
ある人は遠いと感じても、ある人にとってはそう感じない場合もあります。
日本の羽田空港からブラジルのサンパウロまでは、およそ1万8000kmの隔たりがあります。
正確には違いますが、日本の裏側はブラジルのあたりなので、これは距離が遠いといえるでしょう。
こんなにも離れていなくても、東京から埼玉の学校に通うことなどを「遠距離通学」ということがあります。
一般的な小中学生は、自宅近くの学校に通います。
それを考えると、都道府県をまたいでの通学は遠いといえるでしょう。
「遠距離」の使い方
隔たりが大きいことを指して使用をします。
具体的に何メートル、何キロメートルなどの定義はありません。
「遠距離~」の形で使われることがあります。
「長距離」とは?
距離の長いことです。
ある地点からある地点までの間が大きいことで、移動量が大きいことを指しています。
「長距離走」という陸上競技があります。
「長距離走」で走る長さは、5000メートル、10000メートル、42. 195キロメートルなどです。
小学校の場合だと、400メートル以上を「長距離走」ということがあります。
このように「長距離」が指す移動量はさまざまで、具体的に何メートルなのかは定義されていません。
しかし、陸上競技の短距離走は400メートルまでなので、「長距離」は400メートル以上だといえそうです。
「長距離」の使い方
移動量が大きいことを指して使用をします。
具体的に何メートルなのか定義はありません。
「長距離~」の形で使われることがあります。
「遠距離」と「長距離」の違い
どちらも、ある地点からある地点までの隔たりを意味しています。
違いは使い方です。
前者の言葉は、隔たりが大きいことを指して使用をします。
「遠いところから~」という意味で使うこともあります。
後者の言葉は、移動量が大きいことを指して使用をします。
「長い隔たりを~する」という意味で使うこともあります。
「遠距離」の例文
・『遠距離介護をしている』
・『遠距離監視を続けている』
・『遠距離を移動する』
・『遠距離だけれど彼との仲は続いている』
「長距離」の例文
・『長距離を重い荷物を持って移動する』
・『長距離ドライブを楽しむ』
・『長距離ランナーとして活躍している○○さん』
・『長距離を走れるように鍛える』
まとめ
「距離」という言葉が含まれていて、同じような意味を持っている2つの言葉ですが、使い方に違いがあります。