この記事では、「関わり」と「繋がり」の違いを分かりやすく説明していきます。
「関わり」とは?
「関わり」は「かかわり」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「あるものごとへのたずさわること」という意味で、内容を知っていたり、直接何らかの作業をしているなど、あるものごとが成り立つ構成員の一人であることを言います。
2つ目は「重大な結びつきがあること」という意味で、あるものごとに対して避けて通れない内容であることを言います。
3つ目は「大きく影響を及ぼすこと」という意味で、ものごとの結果に大きく作用することを言います。
上記に共通するのは「関係がある」という意味です。
「関わり」の使い方
「関わり」は「あるものごとへのたずさわること「重大な結びつきがあること」「大きく影響を及ぼすこと」という意味で使われます。
動詞「関わる」の名詞形で、「関りがある・ない」「関りが深い・浅い」と使われたり、相手との関係に対して「関わり合い」と使ったりします。
基本的に、ある人や物との共通点があり、少なからず影響のある状態に使われる言葉です。
「繋がり」とは?
「繋がり」は「つながり」と読み、意味は以下の通りです。
1つ目は「2つ以上のものが連なっている状態」という意味で、複数のものが連続してくっついている状態を言います。
2つ目は「結びつきがあること」という意味で、相手と連絡を取り合ったり、一緒に行動するなど、日常生活で共通する部分があることを言います。
3つ目は「血縁関係があること」という意味で、血縁者としての絆があることを言います。
上記に共通するのは「連なっている」という意味です。
「繋がり」の使い方
「繋がり」は「2つ以上のものが連なっている状態」「結びつきがあること」「血縁関係があること」という意味で使われます。
動詞「繋がる」の名詞形で、「繋がりがある・ない」「繋がりが深い・浅い」などと使われます。
基本的に、人やものと何らかの結びつきがある状態に使われる言葉です。
「関わり」と「繋がり」の違い
「関わり」は「ある人や物との共通点があり、少なからず影響のある状態」という意味です。
「繋がり」は「人やものと何らかの結びつきがある状態」という意味です」
「関わり」の例文
・『私はこの研究とは関わりはありません』
・『彼女は彼との関わりを否定した』
・『特に健康に関わりのある成分ではない』
・『彼とはあまり関わり合いにならない方がいい』
「繋がり」の例文
・『ここで改行すると文の繋がりが不自然になる』
・『この2つの言葉は語源に繋がりがあります』
・『職場では同僚との繋がりを大切にした方がいい』
・『親子の繋がりは何があっても消滅するものではない』
まとめ
今回は「関わり」と「繋がり」について紹介しました。
「関わり」は「共通点があること」、「繋がり」は「結びつきがあること」と覚えておきましょう。