「面識がない」とは?意味や使い方、例文など分かりやすく解釈

「面識がない」とは?意味と使い方

この記事では、「面識がない」という言葉の意味を分かりやすく説明していきます。

「面識がない」とは?

・相手の顔を知らない
・相手の顔は知っているが話をしたことがない
この2つのどちらかに該当する人を表現する時に使います。

1度でも顔を合わせると話をしたことがなくても「面識がある」と表現する人もいますが、一般的には『知り合い』以上の関係性があるか、1度でも話をしたことがあるかどうかが面識のあるなしを分けるとされています。


「面識がない」の言葉の使い方や使われ方

「面識がない」という表現はビジネス用語として使われることが多い言葉です。

『(取引先の)●●会社の社長と面識がない。』と表現をする時がありますが、面識がないという表現をすると、話をする相手側の捉え方によっては失礼だと勘違いされる可能性があります。

つまり、『私は●●会社の社長と話をしたことがない』という意味で「面識がない」という言葉を使ったとしても、『●●会社の社長の顔を知らない』という悪い意味で取られると、『取引先の会社の社長の顔も知らないとは失礼な人だ。』と思われる可能性もないとはいえないということになります。

今回の「面識がない」の使い方の場合、特に大切な取引先の会社の人と話をする際に使う場面においては、勘違いを防ぐためにも「●●会社の社長の顔は存じ上げていますがお話をしたことがありません」と直接伝えるか、同等の意味が相手に伝わるように工夫をするといいでしょう。


「面識がない」の類語や言いかえ

「よく知らない」「会ったことが無い」-日常会話での表現として使われる言葉です。

ビジネス用語としては不適切な表現ですが話をしたことがないという意味も含むため、意味合いとしてはかなり近い言葉です。

「見知らぬ」「記憶がない」という意味を含む言葉です。

こちらもビジネス用語としては使いづらい言葉ですが、顔は知っているが話をしたかどうか覚えていない相手に対しては「面識がない」という表現よりも「見知らぬ人」の方が表現としては正しいということになります。

「面識がない」を使った例文(使用例)

・『●●会社の専務と面識がないので打ち合わせに同席して頂けないでしょうか。』
・『私は●●(芸能人)のファンだが面識がない。』
・『●●さんとは面識がなく、インターネット上だけでの付き合いだ。』

まとめ

言葉は使い方が非常に難しく、同じ言葉であったとしても使う人、話をする相手によっては全く別の意味で使われる、伝わることも多いです。

「面識がない」という言葉以上に定義された意味と実際に使われている意味が違って伝わってしまう言葉もあります。

辞書やインターネットで調べた言葉の定義も重要ですが、相手が同様の考え方・知識を持ち合わせているとは限らないことを念頭に置いた上で、特にビジネスで使う時には文脈や相手の立場への配慮も行いながら「面識がない」という言葉を適切に使っていきましょう。

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