「風評」と「噂」の違いとは?意味や違いを分かりやすく解釈

「風評」と「噂」の違いとは?違い

SNS全盛の現代において、人物や出来事に関する情報は日々目にします。

その時、我々は、それは「風評」であると思うことも「噂」であると思うこともあります。

では、その2つに明確な違いがあるのでしょうか? この記事では、「風評」「噂」の違いを分かりやすく説明していきます。

「風評」とは?

風評とは文字通り、人物や事柄に関して風に乗って運ばれてくる評判のことです。

本来の風評の意味としては、良い評判も悪い評判もあるのですが、特に最近は悪いものを称する場合が多くなっています。

それはおそらく新型コロナウィルス関連や災害関連のニュースなどで「風評被害」という言葉が頻繁に使用されるようになったからだと思われます。

この言葉は風評によってもたらされた被害のことを言うのですが、この時に原因となる風評は悪いものであるケースがほとんどなので、それによって風評が悪いものであるというイメージが定着したのでしょう。

また、内容に関しては真偽が明確になっていない場合に使用することが多い言葉です。


「噂」とは?

噂とは、人物や出来事に関する他人から伝え聞く情報のことで、悪い情報の時も良い情報の時もあります。

英語ではrumorです。

最近では「バズる(buzz)」という言葉もよく使用されますが、これも日本語では(たくさんの人によって拡散される)噂と言い換えても良いでしょう。

風評と同様に噂に関しても、その内容の真偽は明確になっていないケースがほとんどです。

使用されるシチュエーションとしては、重い話というよりは軽い話として安易に語られることが多いと言えます。

つまり、ちょっとした話の種として語られ、それゆえ軽い気持ちで伝達されてゆきます。


「風評」と「噂」の違い

「風評」「噂」の違いを、分かりやすく解説したいのですが、実際にはそれを明確に定義することは困難です。

英語では全く同じrumorであり、両方とも元は噂と言っても良いからです。

真偽が確定できないことも同じです。

あえて、違いがあるとすれば、風評を英語でbad reputation(つまり直訳で悪い評判)ということがあるように、伝わってくるのが悪い情報である場合は風評、悪いことも良いこともある場合は噂という定義で問題ないと思われます。

さらに、前述のように、噂の方が軽い話してあることが多いのも特徴です。

まとめ

風評とか噂という言葉は、誰かがどこかで発した情報がさまざまな経路を伝わって届くものを言いますが、現代においては、ほぼネットを通じて伝達されます。

特に著名なSNSで拡散された情報はすぐに本人の手を離れて、気づいた時には取り返しができなくなってしまいます。

それが誰かを傷つけることも、場合によってはそれ以上の影響を多数の人々に与えてしまうこともあります。

このような状況では自分が今発信しようとしている情報を本当に自分が今発信するべき情報なのかどうかを、考慮することが非常に重要になってきます。

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