「飯テロ」とは?意味や使い方を解説

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「飯テロ」

「飯テロ」という言葉はカジュアルに使われる言葉で、日頃からよく使う人も多いものですが、この言葉を知らないという人は、食品に毒を入れるテロのことだろうか、或いは、飲食店で起きるテロのことだとろうかと、物騒な想像をしてしまうでしょう。

しかし、この言葉は、そのように深刻な意味を持つ言葉ではなく、もっと砕けた意味合いを持っていて、面白おかしく使われています。

「飯テロ」の意味

「飯テロ」というのは、仕事中や夜遅くに美味しそうな料理の画像や映像を目にする機会を、他人に与えることを意味しています。

人は、美味しそうな料理の画像や映像を目にすると、食欲を掻き立てられたり、食欲を抑えられなくなることが多いものです。

特に高カロリーな料理ほど、その傾向は高くなるのではないでしょうか。

夜遅くには特に高カロリーな食事をすると健康を害するとされています。

ですので、美味しそうな料理の画像や映像を他人に見せることで、他人の健康に害を及ぼす行為であるということから、「テロ」という言葉が使われているのです。

又、仕事中で食べたくても食べることができない状況の場合には、料理のことが気になって仕事に集中できなくなることから、仕事を妨害する行為であることから、「テロ」という言葉が使われます。

「飯テロ」の言葉の使い方

夜遅くに友達からメールされてきた美味しそうな料理の画像を見た時や、夜遅くにテレビでグルメ番組を見た時などに、美味しそうな料理を見せられたら夜遅くにもかかわらず食べたくなってしまうではないですか、と、面白おかしく抗議するときに使うのが、「それは飯テロだ」という表現です。

他人が夜遅くに高カロリーな食事をするようにそそのかす意図はなく、そういった画像や映像を見せた場合であっても、見せられた人にとっては「飯テロ」となってしまうことがあるのです。

又、仕事中の人に、美味しそうな料理の画像を送ってしまった場合には、相手から、その料理が食べたくなってしまって仕事に集中できなくなってしまったではないですか、業務妨害です、という意味合いで「飯テロやめてください」と抗議されてしまうこともあります。

「飯テロ」を使った例文・短文(解釈)

「飯テロ」という言葉の意味と使い方が分かったところで、ここでは「飯テロ」を使った例文をご紹介します。

「飯テロ」の例文1

「自由に食事をとることもできない状況の時に、友人からメールで美味しそうなスイーツの写真が送られてきたので、『それは飯テロです。 』とだけ返信しました」

スイーツ好きな人は、スイーツの写真を見ると、食欲のスイッチが入ってしまうものです。

食事ができない状況でそのスイッチが入ってしまうことは、苦痛以外の何ものでもありません。

「飯テロ」の例文2

「私は自他共に認めるかつ丼マニアですが、ダイエットのためにかつ丼を絶っています。 今の私には、かつ丼の写真すら飯テロになるでしょう」

大好きな食べ物を我慢している時には、その写真を見たり、匂いを嗅いだだけで、無性に食べたくなってしまうものです。

「飯テロ」の例文3

「深夜にテレビでラーメン特集をやっているのを見て、あっけなく飯テロに屈してしまいました」

深夜にラーメンを食べることは健康に悪いと分かっているのに、どうしても我慢できずに食べてしまうという人も多いのではないでしょうか。

「飯テロ」の例文4

「友人から深夜に『これ見てみて』と、ステーキの写真が送られてきました。 私はステーキよりもしゃぶしゃぶ派なので、友人の飯テロは失敗に終わりました」

美味しそうな料理の写真だからといって、全ての人が食欲をそそられるわけではありません。

好きな料理の写真でなければ、気持ちは強くは動かないのです。