この記事では、「高慢ちき」の意味を分かりやすく説明していきます。
「高慢ちき」とは?意味
「高慢ちき」は、元々は、実力や能力がない上で、憎らしいことを指す言葉です。
ちきという言葉の部分が、接尾語になっており、状況を表します。
高慢という状況を表しているが故、高慢でおごり高ぶっていることを意味するのです。
また、現在では、権力者に対しても傲慢さがある人物に対して向けて言い放つ言葉でもあります。
「高慢ちき」の概要
「高慢ちき」という言葉自体は、元々は高慢であり、憎たらしい様相のことのみを表していたのですが、人物をののしる言葉として使用されるケースも多いです。
つまりは、相手の傲慢さや威張れるだけの権限がないことを知ったうえで、「高慢である」と言い切れば、相手は自分がばかにされていることを自覚しますので、「高慢ちき」とは相手に対して、傲慢さや威張れるだけの権力がないことを相手に伝える言葉にも変化しました。
何故、そのように変化したかですが、日本は、だんだんと、時代が進むにつれて、自由な発言が認められるようになり、権力者に対しても意見を言うことができるようになったが故、「高慢ちき」は、権力を持っている人物に対して何様であるかということを説くためにも用いられるのです。
「高慢ちき」の言葉の使い方や使われ方
「高慢ちき」という言葉は、人間に対して使用する言葉で、偉そうである人物やわがまま等憎たらしいととらえることができる人物に対して使用する言葉です。
憎らしいとされる人物に直接言い放つこともあれば、間接的に言い放つことも可能なのが「高慢ちき」であるため、知らずしらずのうちに相手を「高慢ちき」とののしり、陰で馬鹿にすることができるのがこの言葉になります。
「高慢ちき」の類語や言いかえ
「高慢ちき」の類語ですが、偉そうであることや憎たらしいことにわがままであるという言葉と類似性がありますので、、「傲慢」に、「高慢」、「お高くとまる」などが類語や言いかえ言葉に当たります。
なお「傲慢」は、かなりひどい物言いをすることを指しますので、「高慢」と言われる言葉よりもかなり悪質性が高く、完全に見下す態度をする物は、「傲慢」という言葉で類語であるとします。
まとめ
「高慢ちき」という言葉は、相手を見下す行為を含め、わがままな者や偉そうな人物などを意味しますので、実質、傲慢です。
高慢と傲慢には一応違いがあるのですが、高慢は、見下しはしないが偉そうな態度をとるという方法上、実は傲慢と同じなのではないかと言われており、現在、「高慢ちき」は「傲慢ちき」であってもよいのではないかと言われています。
何故なら、「高慢ちき」という言葉は、傲慢という意味の見下すことを含め始めており、現在では、傲慢さも含めて、「高慢ちき」としているからです。
恐らくですが、「高慢ちき」はマイナスイメージとなる言葉の意味であるため、傲慢という意味もプラスして「高慢ちき」であるという風に考えが変化したのだと思われます。