「鬱積」とは?
「鬱積」とは不平や不満が心の中に溜まることを言います。
「鬱積」の読み方
「鬱積」と書いて「うっせき」と読みます。
「うつせき」と読み間違えないように気をつけましょう。
「鬱積」の表現の使い方
「鬱積」とは不平不満が内面に溜まっている状態を言います。
自分のことや人のこと、どちらにも使えますが、使い方としては「彼は、鬱積した疲れからか、すっかり暗くなっている」「彼女に対する怒りや、恨みが鬱積していた」という風に使います。
「鬱積」を使った例文と意味を解釈
それでは「鬱積」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
「鬱積」を使った例文1
「彼女は自分勝手な怒り、妬みを鬱積し、ついには周りを巻き込んだ大騒動に発展させた」
「鬱積」とは不平不満を心に溜めることですが、その不平不満とはもっともな理由である場合もあれば、自分勝手な思いから起こっているものも色々と種類があります。
例文の場合は、自分勝手な不平不満を募らせていたことがわかります。
「鬱積」を使った例文2
「心に鬱積した思いがあるので、そう簡単に何もなかったようにはできない」
長い間、苦しみ我慢したことというのは、そう簡単にはなくなりません。
そのような心に溜まった思いのことを「鬱積」という言葉で言い表すのです。
簡単に水に流せるようなことならばそもそも「鬱積」しないのです。
「鬱積」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「鬱積」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
「鬱屈」【うっくつ】
「鬱屈」とは気分が晴れない、ふさぎ込む、憂鬱な気分であるという意味です。
「彼はどうやら、鬱屈した日々を過ごしているらしい」「鬱屈した気持ちでいるから、何をしても楽しくない」という風に使います。
「欲求不満」【よっきゅうふまん】
「欲求不満」とは自分の欲求が何かの障害により、阻止されている状態で、その結果、不快、緊張、不安といった気持ちになっていることを言います。
その「欲求」とは人によって様々です。
例えばダイエットをしている、禁煙をしているといった人は、甘いものが食べられない、たばこが吸えないといった状態は「欲求不満」になる可能性があります。
「欲求不満だからイライラしているんじゃない」「僕は欲求不満を抱えている」などと使います。
「ストレス」
「ストレス」とは精神的、肉体的に、負担となる刺激、状況のことを言います。
「ストレス解消に励む」「ストレスが溜まる」などと使います。