「魔改造」とは?意味や言葉の使い方、概要(元ネタ)など

「魔改造」とは?新語・ネット用語

この記事では、「魔改造」の意味を分かりやすく説明していきます。

「魔改造」とは?意味

プラモデルやおもちゃを当初の意図を留めないレベルで改造することや、美少女フィギュアを水着やヌードにする改造を施すことを指します。

魔改造という言葉がない時代からアメリカ中心に行われていた方向性ですが、1500ccエンジンの車に3500ccのエンジンを乗せると行った改造も魔改造という範囲になります。

やりすぎた改造、凄まじい改造と言った言葉も魔改造と呼べます。


「魔改造」の概要

魔改造はプラモデルの改造という概念や自分で作るフィギュアに近い概念のガレージキットが普及したあたりから存在する言葉で1980年代には存在していたとされます。

メーカーが市販するものは魔改造とは言わないという基本があります。

1980年代後半、JR発足あたりに、ジョイフルトレインという鉄道車両が日本各地に登場していました。

こちらは急行列車などで使われていた電車や客車、ディーゼル列車を大改造して展望車を設置したり、椅子をすべて交換してグリーン車仕様にし、窓もすべて変えるという凄まじい改造ぶりでしたが、これらは当時魔改造とは言われていませんでした。

言葉自体は存在しており、普及度の問題だったと言えるでしょう。

昨今では鉄道ファンが選ぶ魔改造列車などと言った使われ方が見られます。

アニメなどでは直接的には使われない言葉ですが視聴者がこれは魔改造だと思うようなシチュエーションはいくつか登場しています。

2000年代にテレビやインターネットでの紹介により広まっていった言葉とされており、魔改造の夜というテレビ番組タイトルにもなっています。

(こちらは家電製品の性能を上げる改造など)バカバカしさと凄さに対する敬意があいまったニュアンスが含まれている言葉と言えるでしょう。


「魔改造」の言葉の使い方や使われ方

「フィギュアが魔改造してある上に製作者の趣味が強めに出ている」「軽自動車が原型だったとは思えない魔改造」「電車の先頭車両を中間車両にするのは魔改造というのだろうか」など、対象となる改造したものは少なくとも入らないと使えない言葉と言えます。

「魔改造しすぎ」など度合いを表すことも可能です。

なお、主に趣味から生まれた言葉であり、別物にしたいという願望もあってか、改良というニュアンスまでは含まれていません。

「魔改造」の類語や言いかえ

やりすぎた改造、大改造、バカな改造、凄い改造、原型を留めない改造などの言葉が言い換えとして使えますが、魔改造という短い言葉でもともとのものが大きく変貌した様子を表せる言葉はないと言えるでしょう。

まとめ

魔改造は模型や自動車など趣味が入る世界においては改造を遥かに進めて製作者の性癖などが含まれたものということも出来ます。

鉄道の魔改造は別段客を乗せて走るという用途自体は変わっていないものの普通車からグリーン車へのランクアップ、外見が完全に別物といった大改造を指して使われています。